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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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ラブライブ!(2期) まとめ感想 (2014/07/13 )

総評

ラブライブ1期の何が凄かったかってラブライブってタイトルなのに終盤でラブライブを無視して、穂乃果の内面にスポットを当てたことだと思っているんですよ。
あの展開があったからラブライブはただのキャラ物とか企画物の枠組みを超えたアニメになったと思うわけです。
なので正直2期はあまり期待してなかったです。やりたいことは1期でやり尽くした感があったので2期は大会を軸に普通のキャラ物の王道をなぞっていくんじゃ無いかと予想してました。

で、結果そういった僕の安易な予想を軽々飛び越えて芯のある物語をみせてくれましたねー。いやぁやっぱラブライブ最高だわ。


やはり勝因はメンバーの卒業というテーマに取り組んだことかと思います。大会への取り組みとは別に卒業という切り口を用意することで各キャラの内面をより深く見せてくれました。また副次的ですが他の商業アイドルを扱った作品とも差別化ができたのも良かったですね。いやぁまさか”スクールアイドル”なんていう奇妙な設定が生きてくるとは予想だにしてませんでしたよ。

それと、サザエさん時空で回していけばコンテンツとしては安泰なのにあえて突っ込んでいくスタッフの心意気にシビれますね。

A-RISE

A-RISEの存在が2期の良いアクセントになっていたように思います。1期に比べて出番が増えたとはいえそれでも出番の少なかった彼女達ですが、存在感バツグンで記憶に残る良いキャラでしたね。
そしてなにより綺羅ツバサちゃんがメッチャ可愛い。なんなのこの子。
ライブシーンが1曲しか無いのが大変惜しいです。

星空凛

4・5・8話では1期で掘り下げの甘かったキャラを掘り下げたわけですが、なかでも凛ちゃん回の5話が良かったですね。
ボーイッシュなキャラが女の子らしく覚醒するという話はありがちなんだけど、この回は格別だったなぁ。

思うに凛ちゃんが妙に主体性に欠けることが良いギャップを生んでいるとおもうんですよね。また普段女の子らしい服装を着ない子が、女の子っぽい服装を!って流れでウェディングドレス着せちゃう辺りが飛び抜けてて素晴らしい。
この回以降、凛ちゃんの練習着がスカートになったのも嬉しい変化でした。

9話以降の展開

この展開のために存在したといっても過言では無い2期。逆に言うとやるべきことがこれしか無いわけだけど。
詰め込み展開が横行する昨今のアニメ業界にあってここまで1話1話贅沢に尺を使えるアニメも珍しく、またそれが幸福なことだと思う。

卒業とμ'sの解散に向けて、最後だからこそ、最後の瞬間までといった決意を感じさせるシナリオには胸を打たれました。
まぁなので個人的には、最後の最後のアレは少し許容しがたい。やっぱり最後にあれやっちゃうと作品としての一貫性が失われてしまうよね。
まぁ「まだこのコンテンツを終わらすわけにはいかねぇ!」という大人の事情も分からなくも無いのですけど。
とはいえ総評でも書いたように、卒業をテーマとして選んだ時点でそういった大人の事情に強く抵抗していることが感じられるので全体としてはやはり高評価を与えたいと思います。

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プロフィール
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いちナぎ
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自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
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基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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