800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
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アニメ系ブログの年末恒例企画「話数単位で選ぶ、年間アニメ10選」を今年もやってみます。
[ ルール ]
- 2014年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
- 1作品につき上限1話。
- 順位は付けない。
並びは放送順です。
- 凪のあすから 第14話「約束の日」
- キルラキル 第23話「イミテイション・ゴールド」
- 棺姫のチャイカ 第2話「怠け者の選択」
- 最強銀河 究極ゼロ 〜バトルスピリッツ〜 第31話「三体目の赤き龍!シンボル胸に光る時!!」
- あいまいみー -妄想カタストロフ- 第6話「石運び」
- 蟲師-続章- 第8話「風巻立つ」
- ピンポン THE ANIMATION 第11話「血は鉄の味がする」
- スペース☆ダンディ 第16話「急がば回るのがオレじゃんよ」
- ヤマノススメ セカンドシーズン 第13話「不思議なホタルの物語」
- 牙狼〈GARO〉 -炎の刻印- 第12話「暁月 BLOOD MOON」
凪のあすから
第14話「約束の日」
第2部冒頭、作中時間が5年飛んだ回です。5年間で起こった変化を見事に1話でまとめていて、これだけの情報量をまとめあげた脚本・演出に賛辞を送る意味で選出しました。
(作画はシリーズ全編に渡って高いレベルで安定していたのでこの回に限らず常に良かった。)
また特にこの回の放送週は他の冬アニメ第一話が登場した週でもあるのですが、他作品の1話(初回放送ということでかなりレベルが高くなる回)と見比べて、それらを上回る出来に仕上げていたのが印象深いです。
キルラキル
第23話「イミテイション・ゴールド」
キルラは終盤ウナギ登りにテンションが上がり続けた作品なので選出に迷いましたが、グレートマッパダカー変形 → 動力が人力! → マコ「いま私追い付くからーー!」
という流れのアドリブ力の高さと変な説得力にこの作品の魅力が詰まっているかなということで選出しました。このシーンが生まれたということ自体がキルラキル制作陣のチーム力の高さを物語っていると思います。
ちなみに昨年の「話数単位10選」でもキルラを選出してるんですけど、まぁ年をまたいでるのでセーフということで。
棺姫のチャイカ
第2話「怠け者の選択」
チャイカも良い回が多くて迷ったんですが、「どうやらこの作品はすごく面白いみたいだぞ」ということに気付ける第2話を選出。兄様のワイヤーアクション、ナイフ戦闘が素晴らしくまた、チャイカの可愛さとアカリの変人さも楽しめる密度の高い回です。
アカリ「チャイカ!」
チャイカ「うい、チャイカ」
アカリ「チャイカ…」
という謎のやり取りが発生した回でもある。
最強銀河 究極ゼロ 〜バトルスピリッツ〜
第31話「三体目の赤き龍!シンボル胸に光る時!!」
せっかくなので10選のなかに1枠はキッズアニメ枠を設けようという個人的な試み。とはいえあまりキッズアニメをフォロー出来てないのでちょっとマイナーな選出となってしまいました。この回はメインのバトルと全然関係ない、マジカルスター咲(cv.藤田咲)と 閃光のゼロ(cv. 中村悠一)とゼロの仲間であるムゲン(cv.井口裕香)が延々ハイテンションにカジュアルバトルを楽しむというよく分からない回です。
とにかく上記3名の声優さんのテンションが素晴らしくてただただ圧倒されてますし、TCGって楽しいなってことが伝わってくる良いバトルになっています。僕は本作にTCGバトルの理想型を見ました。(某WIXOSSアニメから目を逸らしつつ)
また本作は石川てつやさんがキャラデザ・作監を勤めているだけあって氏の画風が色濃く画面に反映されているのでその辺も楽しめますね。
あいまいみー -妄想カタストロフ-
第6話「石運び」
「2ちゃんだよぉ!」という身も蓋もない叫びから始まって、「処女厨大勝利!」で終わったらもう選出するしか無いじゃない……。それにしても「処女厨大勝利!」という言葉の破壊力はすごい。
蟲師-続章-
第8話「風巻立つ」
蟲師も1話を選出するのが難しい作品ですね。作画・演出はシリーズ全編にわたって素晴らしいので、あとは脚本的に好みで別れるんじゃないかな。
作中の起承転結が分かりやすく、激しい動きのシーンもあり、人間の図太さを感じさせてくれる8話がお気に入りです。
ピンポン THE ANIMATION
第11話「血は鉄の味がする」
ピンポンも1話選出が難しい…。今年はこんな作品ばっかだな。1話選出するならアバンからOPへの繋ぎの素晴らしさ、作画力全開の試合シーン、アニメ化にあたっての改変が結実するエピローグが揃う最終話が一番妥当かなと思います。
スペース☆ダンディ
第16話「急がば回るのがオレじゃんよ」
スペダンは好きな回がめっちゃあって1話選出が勿体無いんですが、16話の湯浅政明回か18話の押山清高回を選出するのが妥当だと思います。両話は甲乙付けがたいので、もうあとは単純に趣味で16話かな、と。
ヤマノススメ セカンドシーズン
第13話「不思議なホタルの物語」
スペダンと並んでアニメーター見本市的な機能を果たしていたヤマノススメセカンドシーズン。そんななかでも一番特色が出ていたのが13話ですね。もう作画からして全然違いますし、ホタル鑑賞のシーンは筆舌に尽くしがたい画面になっていました。
単体でも楽しめる回ですし、15分で終わるので未見の方には是非観て欲しい回です。
牙狼〈GARO〉 -炎の刻印-
第12話「暁月 BLOOD MOON」
個人的に2014秋アニメのなかでダークホースだったGARO。とはいえ11話までは平均よりちょっと上ぐらいの評価でした。その評価を一気に押し上げたのが1クール目最終話にあたる12話。
はっきり言います、このアニメ、超面白いです。
あまり内容を語ってしまうとネタバレになってしまうんですが
この凛々しい主人公が、
こうなります。
ともかく2クール目の放送が始まる前に皆さん1クール目を消化しましょう。12話はマジでぶっ飛びます。
選外になった作品
選外になった作品についてもちょっと語りたいので以下、番外編。月刊少女野崎くん 1話か11話
この作品魅力はなんといっても生き生きしたキャラクターが動き、ボケて、ツッコむという躍動感ですね。
というわけで千代ちゃんと野崎くんがの関係性を煮詰めた1話か、全キャラが揃った最後のギャグ回である11話を推したいです。
バディ・コンプレックス 13話
1期最終回ですね。ループの起点が判明してからそれを打ち破るという展開を、あの短い時間内で上手くまとめた演出がとにかく素晴らしい。この1シーンだけでもSFアニメとして出色の出来だったと思います。
かえすがえすも2期制作が叶わなかったことが悔やまれる作品です。
残響のテロル 11話
冷静に考えると納得いかない最終回なんだけど、演出と作画が圧倒的に素晴らしくて上手くまとまった気になる、という意味合いでこの回が印象深い。(褒めてます)
これが渡辺信一郎マジックである。
SHIROBAKO 4話
SHIROBAKOは、えくそだす4話リテイクが完成した3話とか、いざこざのあった爆発シーンが完成した6話を取り上げるのが正しいと思うんですけど個人的に思い入れが強いのが4話。
5人娘の吉祥寺デートと飲み会の描写で、彼女達の奥行きが広がったと思うんですよね。あのシーンを観ることで、この娘達が単なるアニメのキャラじゃなくて平行世界の何処かで生きている人間なんだという認識が生まれました。(吉祥寺駅が改装完了しててバウスシアターが生き残っている、というあたりも並行世界感が高くて良い。)
僕はキャラにのめり込むタイプのアニメ視聴者では無いので、こういう体験はすごく貴重。この4話があったからこそ、後の展開で絵麻ちゃんやみーちゃんが仕事で悩んでいる事に対して本気で相談に乗りたい!と思えました。
クオリティが安定しているがゆえに1話を選出することが難しかった作品
Gのレコンギスタ、ガンダムビルドファイターズ、ログ・ホライズン(第1シーズン)の3作は毎回クオリティが安定している分、1話に絞るのがかなり難く、結局選外になってしまいました。
こういう作品が出てくるのが1話単位で評価するというこの企画の面白さかなと思います。
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