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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ10選 (2013/12/31 )

去年に引き続き「話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ10選」に乗っかてみようかと思います。

ルール
・2013年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。


新米小僧の見習日記さんの所で集計されているようです。



ということで、いちナぎの選ぶ「話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ10選」は以下のようになりました。

・ジョジョの奇妙な冒険 20話 「シーザー孤独の青春」

・絶園のテンペスト 21話 「ファム・ファタール(運命の女)」

・はたらく魔王さま! 1話 「魔王、笹塚に立つ」

・惡の華 7話

・翠星のガルガンティア 8話 「離別」

・よんでますよ、アザゼルさん。Z 9話 「博物館へようこそ」

・銀河機攻隊マジェスティックプリンス 18話 「都市学園防衛戦(後編)」

・ファンタジスタドール 7話 「心ころころ? あわせてひとつ」

・有頂天家族 12話 「偽叡山電車」

・キルラキル 5話 「銃爪(ヒキガネ)」




以下、それぞれについて選出理由を書いていきます。


拍手[0回]


ジョジョの奇妙な冒険 20話
「シーザー孤独の青春」

ジョジョ2部における屈指の名エピソードを完璧にアニメ化した回です。
演出・コンテに留まらず、音響、演技からもとんでもない熱量を感じる出来でした。
全般的にもいえることですがジョジョ制作陣の愛を感じる良いフィルムだったと思います。

絶園のテンペスト 21話
「ファム・ファタール(運命の女)」

葉風VS愛花の回。
とにかく”ギャップ”の使い方が上手かった回でした。
まず20話かけて積み上げてきた”不破愛花”というキャタクター像と不破愛花本人のギャップ。
強力な魔力を持つ葉風と愛花が正面からぶつかる作中屈指の激しいバトルにも関わらず、優雅に踊るように闘う愛花の姿へのギャップ。
世界の命運をかけて行動しているはずの二人のセリフの応酬、感情の基点になっているのが”吉野への思い”というギャップ

これらが波状的に織り込まれた演出が見事で一気に心を掴まれましたね。

またシリーズ全体からみて”誰が愛花を殺したのか””愛花が吉野・真広に託した思い”といった物語全体の転換点となる重要な回だったことも評価理由ですね。
こういう重要な回を綺麗にまとめ上げるとシリーズ全体の質も高まるように思います。

はたらく魔王さま! 1話 「魔王、笹塚に立つ」

このアニメの全体の方向性が一目で理解できる素晴らしい1話だと思います。
「カツドゥーン!」の発音で絶対掴めるという確証が無いとあの最終話に繋がらないので全部計算づくで笑いを作り上げていたんじゃないでしょうか。
特にこのアニメの笑いは、脚本よりも作画と声の両面の演技によって成立していた部分が大きく、この辺を1話から既にコントロールできていた細田監督はスゴイな、と。

惡の華 7話

最早説明不要、というか言葉じゃ説明できないラスト5分のカタルシス。春日と仲村がグツグツと溜め込んだ感情が一気に弾ける様は圧巻でした。
映像としてもとんでもなく美しくて、確かにこれはロトスコープでないと表現できないな、という非常に特殊な映像に仕上がってましたね。

あと7話でなんで春日と中村が教室をメチャクチャにしたか分からないという意見をたま見かけるんですが、たぶんそれは貴方が健全に成長した証なのでむしろ分からない事を誇りに思ったほうが良いと思います。

翠星のガルガンティア 8話 「離別」

ガルガンは結構良い話数が多いので悩んだんですが、個人的には8話が一番好きです。
選出理由は物語上の転換点を上手く演出して魅せている点もあるんですけど、やっぱりなんといってもあの葬式のシーンですね。
この作品自体が、とても13話のアニメの分量じゃないぐらい異常にSF設定を詰め込んでいるんですがその一端が垣間見れるのが葬式のシーンじゃないかと思います。
普通あんなに丁寧にSF世界における独自の葬式を描きませんよ。しかもその葬式がただ単に設定消化の為に行われているわけじゃなく、きちんと物語上で機能をもっているわけですから震えないわけが無いんですよ。

よんでますよ、アザゼルさん。Z 9話 「博物館へようこそ」

演出・作画的にはどう考えても13話の方が良く出来ているんですが、それでも!この回を!選ばずにはいられないんだ!
この回に込められた水島努監督のロックな魂が俺は大好きです。

銀河機攻隊マジェスティックプリンス 18話
「都市学園防衛戦(後編)」

今年は侮り難し3DCGと改めて思い知らされた年でしたが、その一端を担ったのはマジェプリのロボ戦闘でした。
2D作画のいい所を引き継ぎながら3DCG独自の強みを打ち出した超高速戦闘には驚かされましたし、心のなかで何かが燃える思いを感じました。
どのバトルシーンも良かったんですが、どうしても1話を選ぶならやはりラベンダーの舞う中での戦闘が美しかった18話を選びました。

ファンタジスタドール 7話 「心ころころ? あわせてひとつ」

今年最狂のアニメだったと思います。このアニメもどの回を選出するか迷ったんですが、やはりうずめタンク・うずめドラムロールの圧倒的な”?感”に負けて7話を選びました。

なぜ必殺技習得回がこんな事になってしまうのか、いまでも全然理解できません。

有頂天家族 12話 「偽叡山電車」

有頂天家族は作画芝居・レイアウトがどの回も素晴らしいんですが、その中から1話を選ぶなら物語上の転換点でありカタルシスたっぷりだった12話が一番良いんじゃないかなぁ、と。

12話だとやはり月夜に浮かぶ偽叡山電車の美しさですかね。偽叡山電車のハチャメチャ感からフッと訪れる静寂のシーンは脚本・演出合わせてバッチリ決まっていたと思います。

あとメディア芸術祭アニメーション部門優秀賞おめでとうございます。

キルラキル 5話 「銃爪(ヒキガネ)」

80年台アニメパロディ、バンカラ文化パロディが溢れる本作で、ミリタリ物・ゲリラ戦パロディで攻めてきた異色の回。
黄長瀬というキャラの特殊さを小林寛さんの演出・コンテが綺麗にまとめ上げていたと思います。
吹奏楽部の演奏をBGMにしたバトルシーンが特に好きです。

小林寛さんは個人的に今年一番気になった演出家なので来年も活躍が増えると嬉しいですね。
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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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