800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
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というわけで、結構良かったアニメ編です。
本当は、良かった作品は個別エントリにする方針なんですが、今期はそれぞれが若干小粒な印象であんまりボリューミィな記事が書けそうにないのでまとめて1エントリにしちゃいました。
WHITE ALBUM2
なんだかんだで今期終了作品のなかで一番良かったのはホワルバ2ですね。まぁ良い感じの作品が軒並み2クールだからって所にも助けられているんですが。文化祭終了までのラブコメパートも丁寧に作りつつ変なテンプレ表現を極力避けているんでかなり好印象なんですが、やはり評価に値するのはその後、9話~13話のドロドロパートですね。
「雪菜と何回キスしたんだよぉ……!」から始まりキャラクターの言動にワクワクが止まりませんでした。いやーLeafってここまで思い切った作品つくってたんですね。まだまだエロゲ界隈も死んでねぇなということを思い知りましたよ。
セックス込みの恋愛が必須のエロゲ界隈だからできるこのドロドロっぷりが、アニメを主戦場にているアニオタたる僕にすごく新鮮でした。
個人的にエロゲ…というかPCモニタで観る文章表現が苦手なのでゲームをヤル気にならないんですが、これは続きが観たいなぁ……2期とかどうにかならないかなぁ。
キャラクター的にはやはり小木曽雪菜が抜群に良かったです。当初からグイグイくる感じが変に怖い印象の彼女でしたが、13話ではもうキラッキラに輝いてましたね。肉食系女子の本領発揮、恋愛カーストの頂点から春木や冬馬を蹂躙する様は圧巻でした。
そしてそこまでしていながら、けして悪役にはならずお姫様ポジションを絶対に崩さない鉄壁ぶりが堪りませんね。
きっと小木曽雪菜は、この後一生不幸な目にあわずに周りに害悪をまき散らして生きていくんでしょうね。
夜桜四重奏 -ハナノウタ-
夜桜新アニメ化もなんだかんだで楽しめたて意外でした。勝因は旧アニメの次点でストーリーに期待してはいけないという事が分かっていた点だったと思います。
いやまぁそれにしても画面だけでここまで楽しませるってのも常人技ではありませんが。さすがにほとんどの作監をりょーちもさんが担当しているだけあります。
あとヤスダスズヒトのキャラ原案とりょーちもさんのキャラデザが異常にマッチしてたのも意外な発見でしたねぇ。現在放送中のガンダムビルドファイターズでもそうなんですが、ヤスダさんのキャラを丸っこくデザインするとすごく可愛くてエロい仕上がりになるんですねぇ。
あとヤスダキャラというとエロい服装に鉄壁のパンチラガードで有名ですが、本作では、ばんばんパンツを見せてくれたのがありがたかったです。(とくにアオとじゅりさんのパンツが良かった。)
やはりパンツは見せるべきだと、そう確信しました。
まぁこんな話をしているとパンツアニメっぽい印象になってしまうのでほどほどにしておいて、実際問題パンツだけじゃなくて動きを見せる作画が全編通してよかったんですよね。
動かす所でとことん動かすためにキャラデザ崩したりしてて、作画スタッフがそれぞれ好きな動かし方で描いてるのが伝わってきて僕的には好きでしたね。
あまり作画方面の知識は無いんですが、いわゆるスーパーアニメーターの作画表現を下の世代がリスペクトして真似ているような印象がありましたね。こういう風に作画面で自由に描かせていたのもやはり監督が作画畑出身だったからこそかなぁ、と勝手に想像してました。
あと10話の山下清悟さんのコンテ、演出回が印象的。この回はほとんど動かないしサービスシーンも無いんですがレウアウトが独特で興味深かったです。山下さんは今後注目していきたいなと思います。
物語シリーズ セカンドシーズン
個人的には賛否両論な物語シリーズ。ダメな部分がありつつも、下手なアニメよりは面白いんで評価せざるを得ませんね。ダメな部分が何かというと、一番は傷物語が公開されてない点なんですよ。
化物語の時点では春休みに何かがあったという点は隠されていて正解なんですが、今回のセカンドシーズンでは春休みに何があったのか知っている事前提で物語が作られているんですよね。
小説版読めよってことかもしれませんが、やはりアニメとして作る以上、土台になる作品があるならそっちから先に作って公開しないとダメじゃなかろうかと思うわけです。
あと全然読めない早さでカットインされる心理描写の文章が超苦痛。
いや、まぁ小説の地の文を普通にカットインしたり、セリフ化したりするなんていうのは演出として下の下だから、あくまで装飾としてカットインしてるんだろうけど、微妙に本編とも絡む内容を読めない早さでカットインするはどうかと思うよ。
ていうか正直あの演出の意図が全然分からない。面白くないしかっこ良くもないしテンポ感も無い。ただただイタズラに視聴者にストレスを与えてるようにしか見えませんでした。
とまぁ、この2大ストレス要因を除けば普通に楽しめましたセカンドシーズン。エピソードごとにムラがあるのはご愛嬌なんですが、
特に傾物語・まよいキョンシーと、恋物語・ひたぎエンドが出色の出来でしたね。
傾物語ではほとんど反則みたいな力技で世界観を塗り替えつつもきちんと物語シリーズの骨子からずれない正統派なエピソードを見せてくれたし、恋物語ではまさかの貝木が語り手に周りハードボイルドな作風で1エピソードをまとめてくれました。
個人的にこのアニメシリーズは説教臭い場面が好きで、だからこそ忍野メメが去った後のエピソードには物足りなさを感じてしまうんですが、恋物語ではその説教担当を貝木が引き受けてくれたかいあって非常に僕向けなエピソードに仕上がっていました。(万人向けかどうかは知らない。)
最終回での「諦めを知り、のらりくらりと生きろ」という趣旨の話を延々語る描写はとても人間臭くて好きなんですよね。
作中でも言及されてましたが阿良々木さんでは立場的にもキャラ的にもあの説教が出来ないので、やはりこのアニメには誰かが大人の役をやってくれないと締まらないなぁと思いました。(ちなみに忍も達観しすぎてて大人にはなれないと思います。)
ハイ、というわけで今期は1作品ごとにエントリを立てずに、傾向ごとにまとめてエントリにしてみました。
他の2013年第4クール作品の感想は以下から。
2013年第4クール終了作品感想(普通アニメ編)
2013年第4クール終了作品感想(残念アニメ編)
夏・冬の改変時期は大型の優良作品が軒並み2クールなので、終了作品を取り上げると小粒な作品が多くなってしまうのは仕方ないんですが、それにしても微妙な作品が多いなぁという印象です。
あと繰り返しになっちゃいますが今期は本当に残念アニメが多くてがっくりくてます。
初めからダメなアニメだとそれはそれで楽しめるんですけど、最初が良いと期待しちゃう分ダメージが大きいんですよね……。
まぁ気を取り直してまた冬アニメを楽しんでいきたいと思います。
それでは、また次回。
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