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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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ウィッチクラフトワークス まとめ感想 (2014/04/12 )

総評

いやー水島アニメは最高だなぁ。
原作自体がギャグとシリアスがないまぜになっている代物で水島監督の作風にピッタリで素晴らしかったですね。
1クールに詰め込めるだけ詰め込んだ情報量も見せ方が上手くて全然嫌じゃない、むしろ疾走感のあるテンポで毎回毎回大満足の出来でした。
詰め込み型のアニメ企画でも、監督の腕が良いと何とかなっちゃうもんなんですね。作画も終始安定美麗、CGも一部使い方に難があるもののハマってる箇所での使い方は上手かったです。(特に摩訶ロンのバトル)
いや素晴らしい、ひたすら素晴らしいアニメでした。
2014年1Q開始の1クールアニメの中ではブッチギリで一番面白かったです。

脚本・シリーズ構成について

本当は原作読みながら比較したいぐらいに脚本の詰め込み方が鮮やか。とにかく毎回の情報量に圧倒されながらも破綻なく突き進む姿が素晴らしかった。
シリアス展開都は別に詰め込まれるネタの数も多く、どこまでが原作ネタなのか調べたくて堪らない。(原作読者曰く、ほとんど原作からネタ拾ってるしあれだけ詰め込んでもまだ拾いきれてないネタがあるらしい。)

前情報なしで楽しんでいた身としては、前半はギャグベースの学園モノかと思ってたんですが後半になってシリアス度が高くなり、シリアス側の設定もドンドン濃くなっていったのは驚きでした。
ギャグのノリでシリアスな本筋が進んでいく様は水島芸のように感じましたが、原作通りの展開らしいので本当に監督と原作の親和性の高さに驚きます。

登場人物も多華宮くん以外全員狂人という狂った世界観が堪りませんでしたね。初手から狂ってるたんぽぽちゃんや霞も良かったですし、回を追う事にシリアスぶったギャグキャラだと判明していく火々里さんも面白かった。

キャスティングについて

水島アニメとえばキャスティングの妙も楽しみの一つ。本作においてはたんぽぽちゃんに井澤詩織をキャスティングした時点で一定の勝利が確定したといっても過言ではないのではないか?

まぁ兎にも角にも「たんぽぽちゃんカワイイ!」で暫く視聴に耐えられるぐらいたんぽぽちゃんが良いキャラしてました。
容姿・言動だけでも相当な「可愛い生き物」なたんぽぽちゃんが井澤さん特有の希少ボイスを装備したら最強でしたね。そりゃEDをKMM団が担当するのも納得ですよ。

あと個人的に井澤さんに並ぶぐらいナイスキャスティングと思ったのは霞役の茅野さん。儚げな美少女役が多い茅野さんですがああいうぶっ壊れキャラが演じても輝きますね。
兼役で摩訶ロンを演じていたのもいい味出していて、霞とのギャップで変な可愛さがありました。

そんな霞とたんぽぽちゃんが戦う4話は個人的に至高でした。

監督・スタッフについて

元々脚本参加、コンテ・演出参加する傾向が強かった水島監督ですが、本作ではついに1話と13話で脚本・絵コンテ・演出全てこなすアニメ作家ぶりを発揮してましたね。
水島ファンとしては嬉しい限りなんですが、この仕事量は若干不安になります。無理はしないでくださいね……。

監督業をこなしながらここまでの仕事出来るってことは水島さんって相当手が早い方なんですかね?ちょっと誰か中の人がこの辺のこと語ってくれる場があると嬉しいんですが…。松倉さんあたりがどっかで語ってくれないかな。

個人的には水島監督は脚本参加されるより、コンテ演出参加してくれた方が嬉しいかなと思います。


あとスタッフについて基本的には水島監督と良く組まれる方で固めてますが、5話で谷口悟朗さんが参加されているのが意外でしたね。5話はシリアス分が多めな回なんでちょっと残念ではあるんですが、水島さんと谷口さんの組合せは何か良い化学反応が起きそうなので今後も注目したいですね。


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プロフィール
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いちナぎ
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自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
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基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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