800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
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総評
凪のあすからの唯一にして最大の欠点は真面目に語ろうとするとこっ恥ずかしい文章になるということだ。特にテーマ部分に触ろうとすると、愛とか恋とか、好きとか嫌いとか、そういう話にならざるを得ない。童貞中年に片足を突っ込もうかという人間がそういった文章を書いてもひたすら寒いだけなので、兎に角そういった事を避けて総評を語っていきたい。
まぁとにかく1年ぶりもP.A.WORKSのオリジナル物。またしてもやってくれましたね。PA作品はキャラクターの心情にスポットを当てた作品が多く、逆に言えばそれ以外の事象の描き方がおざなりになるという特徴があると思います。本作もその特徴通りの出来に仕上がっていて良くも悪くもPAらしい作品でした。
2クールもの間ひたすら好いたり離れたりウジウジウジウジしまくっていたな、と。いやそれが良いんですけどねっ!
ただその舞台装置になっている”冬眠”とか、”やがて来る地上の衰退”といった事象がまぁ舞台装置以上の価値がない設定になっていたのが残念。緩やかな衰退っていう設定自体がちゃんと扱おうと思うとかなり面白い設定な訳ですからイチャコライチャコラするためだけに使ってしまうのは勿体無いよなぁ、と。
まぁでも、そのイチャコラしてる部分が面白いからなんとも言えんのよね。特に14話~20は冬眠設定(一方通行のタイムスリップ)の使い方が出色の出来でしたからねぇ。
作画演出は語るまでもなく高品質、高安定。さすがP.A.WORKS。文句のつけようのない出来でした。
港町の情景、シシオの町のファンタジーさ、1クール目の夏の情景、2クール目の冬の情景など様々な要素が入り混じった世界感を見事に描いてくれましたね。
2013年4Q開始作品のなかで3指に入る出来の作品で、毎週この作品を見てれば救われるといった類の素晴らしいアニメだったと思います。
作中カップルについて
あくまで僕の観測範囲内ですが、光の恋愛模様について気をもんでる人は少なかったように思います。もうね、あの手のラブコメ的鈍感男にはウンザリなんですよ!まぁそこはテーマ上、鈍感にならざるを得ない主人公の宿命なんですが、ともかく光以外の恋愛模様が楽しくて仕方なかった作品だと思います。
やはり個人的にはちさき一択。エロい!団地妻!もうね中学生時代からそこはかとなくエロいんですよこの娘は!
14話以降も色んな所が立派に育つし、紡と夫婦同然のコンビネーションを見せるし、そのくせ辺に頑固だしで見てて飽きない娘でしたね。茅野さんの演技もピッタリで本当に素敵なキャラクターでした。
カップリングについても、落ち着くべき所に落ち着いて一安心だしね。25話が俺の中での最終回ですよ。
26話はもうね、消化試合だから。これはしょうがない。
欲を言えば美海ちゃんがあぶれちゃったのが勿体無いなぁというぐらい。
あとアレだね、このアニメは一応光とまなかがメインのカップリングだからまだ爽やかだったけど、もしちさきがメインヒロインだったら絶対ドロドロしてましたよね。SEX描写有りで岡田磨里に1本書かせたら大変なことになるかもしれない。……これは昼ドラっ!
作画・演出について
キャラデザが特徴的な分、日常芝居ではあんまり見せ場はなかった気がするかなぁ。同じことは動き系全般に言えるかも。まぁ動きで見せるアニメじゃないしね。その分、情緒的なシーンでの演出が終始素晴らしかったと思う。ただ今から2クール分振り返るにはあまりにも時間が無いので個別シーンが挙げられないのが申し訳ない。
きっとBD発売の頃にだれか偉い人が演出解説とかしてくれるはず。
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