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800画報アニメ観戦記

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おおかみこどもの雨と雪 感想 (2012/08/28 )
劇場用アニメ「おおかみこどもの雨と雪」の感想を記します。


感想記事を書く時期を完全に逸した感が否めない……。すべてはこのクソ暑い気候が悪いのです。


巷の感想記事なんかを読んでると賛否両論なんで、まずはとりあえず大枠での感想をば。

いくつか難点はあるものの良い映画だと思いました。
ひとによって好き嫌いが激しくなる要素が入ってるなぁと思いつつ作画・演出・脚本が高いレベルでまとまっているので80点以下の点数にはならないだろうと。この時点で映画の入場料分は楽しめる。
そこから先は個々人の趣味で何点上乗せさせるかって話で僕的にはプラス1点で計81点の映画でした。
ちなみに時をかける少女は95点・サマーウォーズは88点。


なんで過去2作より低い点数になるかといえばまず普通にテーマに共感できないというのが1点。
20代の童貞男子に「子育て」なんてテーマはハードルが高すぎ。

あとは、全体見てもっと子育てパートを長くしても良かったんじゃないかなと感じた事かなー。
大雑把に言うと都会パートいらないんじゃね?的な。
方々でツッコミ入ってるけど他人の手を借りずに2児を1年間一人で育て上げる財力を狼男が残してたの?ってすごい疑問。あと都会の冷たさと田舎の人当たりの良さみたいな描写が鼻に付きすぎるし。
子供向け映画なら都会・田舎の単純比較は嫌じゃないのだけど、この映画は明らかに子供向けじゃないしね。(ただし宣伝的には『この夏、親子で見れるファンタジー映画!』みたいな押しが強くてゲンナリ。この辺は別の問題があると思うわ。)
普通の大人なら都会には都会の良さが、田舎には田舎特有の嫌な所があるって知っているしねぇ……。

まぁこの辺の田舎礼賛思想は細田監督か脚本の奥寺さんの思想っぽいんで苦笑いでスルーしとく部分かなと。


と、ネガティブな文章が続いたけど、最初に書いたとおり上記の点を除けば全然面白い映画なので普通に観た方が良い映画ですよ。
最後の、雨と雪それぞれの親離れのシーンは「あぁこのシーンのための120分だったんだな」と素直に納得できるし感動する。
逆にここで納得できないとクソ映画扱いになるのかなという気がしないでもない。(なので子育てパート長くして雨と雪に対する感情移入度を上げたほうがいいんじゃね?と思うわけだけど)


最後に次回作への懸念というか映画本編と関係ないちょっとアレな話。
上のほうでもちょっと書いたけど、稀有なアニメ作家に夏のファミリー向け映画と作らせようとする風潮ってどうにかなりませんかね?
そんなのたまたま宮崎監督が子供向け映画作るのが好きだっただけだっての。なにを夏の風物詩にしようとしてるのか本当に疑問だしイラつくわ。
細田監督には普通に大人が楽しめる大人向けのアニメ映画を作ってもらいたいです。


それでは、また次回。

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プロフィール
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いちナぎ
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男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
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基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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