800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
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個別記事で取り上げていない2013年 第2クール終了作品についての感想です。
蓋を開けてみればそんな期待の低さを裏切る良質なコメディでした。
作画・演出・演技が全てコメディを成立させる為に全力で非常に潔い。勇者とかやりようによっては萌えキャラとして演出できなくもなかったはずなのに、キレキャラとして定着させたもんなぁ。
一応おまけ程度にシリアス要素もあるんだけど、そんなものはバトル回の前にサクッと済ませてバトル回ではボケの応酬でシリアス感0。本当この割り切りの良さが作品の質を上げてますね。
正直脚本だけ見れば上滑りしそうなギャグが多いんだけど、演出のタイミング、作画の演技、声の演技で見事にカバー出来てるのがスゴイ。笑いは台本だけで作られているわけじゃないんだ、という事をアニメで学ぶとは思いませんでしたよ。
あと声優陣がノってるなぁという事が作品を通して感じとれるのも特徴的。実際ラジオでのキャストトークを聞く限りノッてる現場だったらしいですよ。
13話やってまだ2巻しか消化してないという燃費の良さも素晴らしく、ぜひ2期を作って欲しい作品です。
改めて原作の笑いの質の高さを感じますね。
水島努監督の原作愛も素晴らしく動きや見せ方が原作に忠実な上で補完するようになっていて動きの意外さで笑かされたりしました。
特に素晴らしかったのは、龍神湖での小林芳子の全裸の走りと変人48面相の動きの全て。
なんであんなに滑らかに動くんですか。完全な作画リソース無駄遣いに腹を抱えて笑いましたよ。
あと謎ソング多すぎ。一体何がそこまで監督を熱くさせるのでしょうか……。三木眞一郎さんの歌う変態の歌が面白すぎでした。
各回のゲストキャラの演者陣の皆様もお疲れ様です。ド外道orド下ネタなセリフしかないアニメを熱演してくださって一ファンとしてとても嬉しかったです。
端役にガルパンのキャスト陣がいたりしてニヤリとすることも有りましたね。
キャラクター設定・問題設定・解決方法が(ラノベにしては)地味なのが逆に新鮮で面白味を感じました。
ただ、その良さを合間合間に入る辺にキャッチーな描写が相殺してしまってるのが玉に瑕。具体的には3話のテニスのエピソードと5話のメイドカフェのくだりと材木座の存在全て。そういうキャッチーさは他のラノベ作品に任せてもっと胸を張って道を踏み外して欲しい。
一番良かったエピソードは文化祭実行委員会を描いた10話~12話。奉仕部3人が初めてトラブルに巻き込まれた渦中の人間となって翻弄され成長していく様はこの作品の特性が上手くドラマと噛み合って小気味良かったですね。
(ということはそれ以前のエピソードはどこか上滑りしてたわけなんですけど……)
ただ全体的に、どうしも尺不足感が漂ったのが残念でしたね。
10話~12話の文化祭エピソードを入れたい!ということで原作1巻~6巻までを駆け足でやったんだろうし、確かに文化祭エピソードはやって正解だと思うんだけどやっぱ小説6巻分を13話でやるの無理だって。
1話~10話ももっと丁寧にやれば上滑り感を回避できたんじゃないかなぁと思うんですよね。原作未読なんで完全に予想でしか無いんだけど。
キャスト陣では主人公を演じた江口拓也さんと戸塚を演じた小松未可子さんがピカ一でした。
江口さんはあの独特すぎる性根の曲がった主人公に変な説得力を与えてましたね。独白の多い作品なので主人公の語りを受け入れられるか否かはかなり大きなファクターなんですが、江口さんの語り口調は癖に良さがありましたね。
小松さんの戸塚はズルい!あんなん可愛すぎるやろ。あのギリギリ男の子を残してる女の子声はズルいわ本当。
こういう搦め手で萌え要素を入れてくるのも本作らしい邪道っぷりで良かったです。ちなみに戸塚が今流行の男の娘キャラだったら評価は真逆でしたね。
「どうやら13話で決着付ける気らしいぞ」という事が判明して以降かなり怪しかったんですが、まぁ案の定無理矢理なまとめ方でしたね。いやいや、”選択”とか”生き残る”ってテーマどこいったよ、と。
これはもうまとめ方がダメとかじゃなくて、そもそもこの原作を1クールでアニメ化しようとか言い出した奴が頭おかしい。絶対まとまるわけねぇじゃん。
正直、岸誠二監督の評判を落とす勢いでダメなアニメだと思いますけど、決して監督の責任ではないと思います。岸監督には次回作のダンガンロンパで名誉挽回して欲しい所。
それにしても、こういうガッカリアニメは販促にも繋がらないと思いますがどうなんですかね?
これで今期終了作品のまとめ感想は全て書けました。
個別で記事を起こした今期終了作品感想は以下です。
RDG レッドデータガール まとめ感想
翠星のガルガンティア まとめ感想
惡の華 まとめ感想
今期は1クールで終わらせるには勿体無い作品が多かったですね。
惡の華・はたらく魔王さま!のように2期を作って欲しい作品とRDG・俺ガイル・デビサバ2のように無理矢理まとめて弊害が出た作品の二つの傾向に分かれるますが、やはり後者のような作品は少なくしてほしいですね。
原作を、大事にして欲しい。
それでは、また次回。
はたらく魔王さま!
今期のダークホース枠。ラノベ原作の勇者・魔王物という段階で誰もが見くびっていたに違いない。蓋を開けてみればそんな期待の低さを裏切る良質なコメディでした。
作画・演出・演技が全てコメディを成立させる為に全力で非常に潔い。勇者とかやりようによっては萌えキャラとして演出できなくもなかったはずなのに、キレキャラとして定着させたもんなぁ。
一応おまけ程度にシリアス要素もあるんだけど、そんなものはバトル回の前にサクッと済ませてバトル回ではボケの応酬でシリアス感0。本当この割り切りの良さが作品の質を上げてますね。
正直脚本だけ見れば上滑りしそうなギャグが多いんだけど、演出のタイミング、作画の演技、声の演技で見事にカバー出来てるのがスゴイ。笑いは台本だけで作られているわけじゃないんだ、という事をアニメで学ぶとは思いませんでしたよ。
あと声優陣がノってるなぁという事が作品を通して感じとれるのも特徴的。実際ラジオでのキャストトークを聞く限りノッてる現場だったらしいですよ。
13話やってまだ2巻しか消化してないという燃費の良さも素晴らしく、ぜひ2期を作って欲しい作品です。
よんでますよ、アザゼルさん。Z
比較的原作の時系列に忠実だった1期と異なり、時系列無視で原作の面白いエピソードをチョイスした2期目。とにかく全エピソードがぶっ飛んでて面白かった。改めて原作の笑いの質の高さを感じますね。
水島努監督の原作愛も素晴らしく動きや見せ方が原作に忠実な上で補完するようになっていて動きの意外さで笑かされたりしました。
特に素晴らしかったのは、龍神湖での小林芳子の全裸の走りと変人48面相の動きの全て。
なんであんなに滑らかに動くんですか。完全な作画リソース無駄遣いに腹を抱えて笑いましたよ。
あと謎ソング多すぎ。一体何がそこまで監督を熱くさせるのでしょうか……。三木眞一郎さんの歌う変態の歌が面白すぎでした。
各回のゲストキャラの演者陣の皆様もお疲れ様です。ド外道orド下ネタなセリフしかないアニメを熱演してくださって一ファンとしてとても嬉しかったです。
端役にガルパンのキャスト陣がいたりしてニヤリとすることも有りましたね。
やはり俺の青春ラブコメは間違っている
意外と悪くなかったですね。僕は基本的にラノベ原作アニメを回避しているので、その僕が視聴に耐えられるということはラノベの所謂王道ラインから外れた作品なんじゃないかなと思います。(勝手な基準で申し訳ない)キャラクター設定・問題設定・解決方法が(ラノベにしては)地味なのが逆に新鮮で面白味を感じました。
ただ、その良さを合間合間に入る辺にキャッチーな描写が相殺してしまってるのが玉に瑕。具体的には3話のテニスのエピソードと5話のメイドカフェのくだりと材木座の存在全て。そういうキャッチーさは他のラノベ作品に任せてもっと胸を張って道を踏み外して欲しい。
一番良かったエピソードは文化祭実行委員会を描いた10話~12話。奉仕部3人が初めてトラブルに巻き込まれた渦中の人間となって翻弄され成長していく様はこの作品の特性が上手くドラマと噛み合って小気味良かったですね。
(ということはそれ以前のエピソードはどこか上滑りしてたわけなんですけど……)
ただ全体的に、どうしも尺不足感が漂ったのが残念でしたね。
10話~12話の文化祭エピソードを入れたい!ということで原作1巻~6巻までを駆け足でやったんだろうし、確かに文化祭エピソードはやって正解だと思うんだけどやっぱ小説6巻分を13話でやるの無理だって。
1話~10話ももっと丁寧にやれば上滑り感を回避できたんじゃないかなぁと思うんですよね。原作未読なんで完全に予想でしか無いんだけど。
キャスト陣では主人公を演じた江口拓也さんと戸塚を演じた小松未可子さんがピカ一でした。
江口さんはあの独特すぎる性根の曲がった主人公に変な説得力を与えてましたね。独白の多い作品なので主人公の語りを受け入れられるか否かはかなり大きなファクターなんですが、江口さんの語り口調は癖に良さがありましたね。
小松さんの戸塚はズルい!あんなん可愛すぎるやろ。あのギリギリ男の子を残してる女の子声はズルいわ本当。
こういう搦め手で萌え要素を入れてくるのも本作らしい邪道っぷりで良かったです。ちなみに戸塚が今流行の男の娘キャラだったら評価は真逆でしたね。
デビルサバイバー2
今期のガッカリアニメ。「どうやら13話で決着付ける気らしいぞ」という事が判明して以降かなり怪しかったんですが、まぁ案の定無理矢理なまとめ方でしたね。いやいや、”選択”とか”生き残る”ってテーマどこいったよ、と。
これはもうまとめ方がダメとかじゃなくて、そもそもこの原作を1クールでアニメ化しようとか言い出した奴が頭おかしい。絶対まとまるわけねぇじゃん。
正直、岸誠二監督の評判を落とす勢いでダメなアニメだと思いますけど、決して監督の責任ではないと思います。岸監督には次回作のダンガンロンパで名誉挽回して欲しい所。
それにしても、こういうガッカリアニメは販促にも繋がらないと思いますがどうなんですかね?
これで今期終了作品のまとめ感想は全て書けました。
個別で記事を起こした今期終了作品感想は以下です。
RDG レッドデータガール まとめ感想
翠星のガルガンティア まとめ感想
惡の華 まとめ感想
今期は1クールで終わらせるには勿体無い作品が多かったですね。
惡の華・はたらく魔王さま!のように2期を作って欲しい作品とRDG・俺ガイル・デビサバ2のように無理矢理まとめて弊害が出た作品の二つの傾向に分かれるますが、やはり後者のような作品は少なくしてほしいですね。
原作を、大事にして欲しい。
それでは、また次回。
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