800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
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総評
久々のローゼンでしたがやはりドール達が可愛いの一言につきますね。いや、アリスゲームがどうでも良いとか決してそんな意味では……。
いやまぁ大ジュンの葛藤とか斎藤ちゃん可愛いとかまさかの梅岡登場とかドール以外の見どころも有るっちゃ有るわけですが、ドールたちの子供っぽくて可愛いらしいやり取りを観てるとそんなものどうでもよくなるわけです。
そもそもローゼン人気に火がついたのはアニメ1期5話の「階段」だったわけで、あの子供っぽいやり取りに心奪われた身としてはこういう感想になるのも致し方ない事なのです。
キャラデザ・作画
坂井久太さんのデザインしたドールは一様に可愛らしくて良かったですね。原作より小さめにデザインされていたようですけど、可愛らしさを強調するためにあのサイズにしたのかな、と。まぁ賛否両論あるんでしょうが僕としては有りですね。
全体的に作画は高水準で安定してたと思います。ドール達の動きもちょこまかとしていていい演技になってました。
デザインと合わせて本作においてなにが重要かという事が分かっている作画方針だったと思います。
演出・ストーリー構成
変則的なアニメ化3期・YJ連載分からのスタート・放送枠が1クールという悪条件での放送になったためか諸々整合性を採るために演出面・脚本面で苦労されているであろうことが伝わる内容でした。象徴的なのは1話と13話Bパートの高速展開ですね。1話では原作旧エピソードのおさらい、13話では雪華綺晶との次のバトルへ繋ぐためという意味合いなんでしょうけどこういう原作消費の仕方は正直残念ですね。いや、こうするしかなかったというのは痛いぐらいに分かるんですけど。
せめて2クールや分割2期であればこういうことにはならなかったんじゃないかと。
ローゼンって曲がりなりにも人気コンテンツのはずなのになんでこうアニメ化放送枠に恵まれないんだろうか。アニメ2期も急場凌ぎで酷い出来だったしなぁ……。
閑話休題。
まぁ前後で圧縮があったおかげで中心となる”巻かなかった世界”でのエピソードは丁寧に描写されていて良かったですね。全体的に大ジュンを含めた人間側の描写が地に足ついた演出になっていて好印象。生活感溢れるアパートの部屋に動きまわるドールという構図が良い違和感につながっていたと思います。まぁ後半はほとんどローゼンバトル空間が主体になってしまうのでアレなんですが、その辺はアリスゲームのアレっぷりと同様に仕方のない部分なので目をつぶります。
それと総評でも触れたけど梅岡のエピソードを挿入するくだりは演出も含めて上手かったですね。あの辺のバーズ連載分のエピソードを上手く絡めたのは良かった。1話の高速展開と含めて、ちゃんと原作の良さをアニメで再現しようという心意気を感じました。
ギャグ描写を原作準拠にしたのも、原作再現という意味でああいう手法を採ったのかなと思います。アニメ的には流れが切れてしまってあまり上手い方法とはいえないかな、と思わなくも無いんですけど後半は意外と慣れてきたのでアレはアレでありかと。
まぁ全体的に褒めちぎれる訳ではないんですけど、概ね良くやったんじゃないかと思ってます。いやほんと、あとは放送枠さえ上手く確保できればなぁ……。
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