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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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総評

いや、まぁ、良かったと思うよ?個人的には。でも友達には勧められないかなぁ、という感じ。
まぁよく言われる通り、7話までが良く出来過ぎていたからその後の展開には……というのはまぁたしかにその通りだと思うよ。

でも想像して欲しい。キングトーチャー編やフロムビヨンド編が超作画で格好良く描かれていたら、それはそれで楽しめたんじゃないかしら?
つまりは作画が低調だったのが一番の敗因だと思うんですよね。

敗因について

キングトーチャー編も締めが良かったし、フロム・ビヨンド編のインフレ感も良かったと思うんだよね。
ただどちらとも7話までに築いた世界観をぶっ壊してしまった点と、ラストの灰司編で特にそれらの収拾が行われなかったのがマズイなぁと思うんですよ。

だって結局キングトーチャーにしろフロム・ビヨンドにしろ収集の付け方って宇宙人+大いなる宇宙の意志の仕業ってことになっちゃうんでしょ?
声を大にして言いたい。
「エクセル・サーガかよッ!!」


僕にはどうしても1~7話、19話~22話と8話~18話が分断しているようにしか見えないんですよね。どちらも面白い。ただ混ぜてくれるな、と。
いやぁせっかくノイタミナなんだから、1~7話、19話~22話をまとめて1クール11話編成にすればもっと良い作品になったんじゃないなかなぁ。キングトーチャーとかは2期にやればいいじゃん。
そうすれば作画体力も持つわけだし。

っていうかノイタミナ枠って結構クオリティ管理には力入れてる印象だったんだけど、どうしてこうなった?


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総評

色々と惜しい作品でした。正直な話、面白かったかと聞かれたらノーと答えるし、誰にも勧められない作品ですが、作品のベースになっているテーマや世界観は悪くなかった、というか好きでしたよ。
やりきった上で一定の面白さに仕上がらないのならそういうレベルの作品として消化するんだけど、この作品は作画にしろシナリオにしろダメな要素があまりにも目立っていてまだまだ伸び代があったのに勿体無いなぁ、という気持ちなんですよね。

まず分かりやすい所からいくと作画がもうダメダメ。良い時で他作品の普通レベル。しかもこのレベルを維持出来てるのが2、3話で基本的に作画は低空飛行。終盤は遂に力尽き毎週作画崩壊レベルでした。

脚本も世界観設定の見せ方がまず失敗していて、終始フワっとした世界観のなかでドラマが進んでいくので感情移入がしづらい。後半で物語の軸になる空戦が行われるんですが、なぜその敵と戦っているのか?戦う理由もしくは戦いが避けられない理由は何なのかが分からないまま進んでしまい劇的な展開にもかかわらず冷めた目で見てしまい全く盛り上がりませんでした。

そしてキャラクターの心情描写も甘かったですね。特に主人公のカルエルは終始情緒不安定な印象が拭えませんでした。複雑な事情を抱えたキャラだということを差し引いても彼の心情の変化は理解しがたかったですね。
あとサブヒロインのアリエルも最終回で唐突にカルへの気持ちをモノローグで語り始めてどうしようかと思いましたよ。
イグナシオもせっかく美味しい設定付いてるのに、碌な描写もなく退場してしまったしなぁ……。
どうやったらこれに感情移入できるのか聞いてみたいですよ、本当。


世界観にしろ、各キャラの事情や心情にしろ、1つ1つは面白い要素だったはずなんですが、どうにもそれらの料理の仕方で失敗しているのが本当に残念。
原作読者からは、「そもそも尺が足りない」とか「なぜシリーズ第1作目の追憶をやらないのか」といった怨嗟の声も聞こえてきていて、どうやらこれは典型的な企画時点での失敗作だったんじゃないなかなぁ、という思いが強いです。

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総評

いやー水島アニメは最高だなぁ。
原作自体がギャグとシリアスがないまぜになっている代物で水島監督の作風にピッタリで素晴らしかったですね。
1クールに詰め込めるだけ詰め込んだ情報量も見せ方が上手くて全然嫌じゃない、むしろ疾走感のあるテンポで毎回毎回大満足の出来でした。
詰め込み型のアニメ企画でも、監督の腕が良いと何とかなっちゃうもんなんですね。作画も終始安定美麗、CGも一部使い方に難があるもののハマってる箇所での使い方は上手かったです。(特に摩訶ロンのバトル)
いや素晴らしい、ひたすら素晴らしいアニメでした。
2014年1Q開始の1クールアニメの中ではブッチギリで一番面白かったです。

脚本・シリーズ構成について

本当は原作読みながら比較したいぐらいに脚本の詰め込み方が鮮やか。とにかく毎回の情報量に圧倒されながらも破綻なく突き進む姿が素晴らしかった。
シリアス展開都は別に詰め込まれるネタの数も多く、どこまでが原作ネタなのか調べたくて堪らない。(原作読者曰く、ほとんど原作からネタ拾ってるしあれだけ詰め込んでもまだ拾いきれてないネタがあるらしい。)

前情報なしで楽しんでいた身としては、前半はギャグベースの学園モノかと思ってたんですが後半になってシリアス度が高くなり、シリアス側の設定もドンドン濃くなっていったのは驚きでした。
ギャグのノリでシリアスな本筋が進んでいく様は水島芸のように感じましたが、原作通りの展開らしいので本当に監督と原作の親和性の高さに驚きます。

登場人物も多華宮くん以外全員狂人という狂った世界観が堪りませんでしたね。初手から狂ってるたんぽぽちゃんや霞も良かったですし、回を追う事にシリアスぶったギャグキャラだと判明していく火々里さんも面白かった。

キャスティングについて

水島アニメとえばキャスティングの妙も楽しみの一つ。本作においてはたんぽぽちゃんに井澤詩織をキャスティングした時点で一定の勝利が確定したといっても過言ではないのではないか?

まぁ兎にも角にも「たんぽぽちゃんカワイイ!」で暫く視聴に耐えられるぐらいたんぽぽちゃんが良いキャラしてました。
容姿・言動だけでも相当な「可愛い生き物」なたんぽぽちゃんが井澤さん特有の希少ボイスを装備したら最強でしたね。そりゃEDをKMM団が担当するのも納得ですよ。

あと個人的に井澤さんに並ぶぐらいナイスキャスティングと思ったのは霞役の茅野さん。儚げな美少女役が多い茅野さんですがああいうぶっ壊れキャラが演じても輝きますね。
兼役で摩訶ロンを演じていたのもいい味出していて、霞とのギャップで変な可愛さがありました。

そんな霞とたんぽぽちゃんが戦う4話は個人的に至高でした。

監督・スタッフについて

元々脚本参加、コンテ・演出参加する傾向が強かった水島監督ですが、本作ではついに1話と13話で脚本・絵コンテ・演出全てこなすアニメ作家ぶりを発揮してましたね。
水島ファンとしては嬉しい限りなんですが、この仕事量は若干不安になります。無理はしないでくださいね……。

監督業をこなしながらここまでの仕事出来るってことは水島さんって相当手が早い方なんですかね?ちょっと誰か中の人がこの辺のこと語ってくれる場があると嬉しいんですが…。松倉さんあたりがどっかで語ってくれないかな。

個人的には水島監督は脚本参加されるより、コンテ演出参加してくれた方が嬉しいかなと思います。


あとスタッフについて基本的には水島監督と良く組まれる方で固めてますが、5話で谷口悟朗さんが参加されているのが意外でしたね。5話はシリアス分が多めな回なんでちょっと残念ではあるんですが、水島さんと谷口さんの組合せは何か良い化学反応が起きそうなので今後も注目したいですね。


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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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