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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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2013年05月26日~6月1日までのアニメ感想です。


翠星のガルガンティア 8話


タイトル通りいくつもの別れを描いた回でしたね。
船長の葬儀、船団の分裂、レドとエイミーという角度や尺度の異なる別れを上手く構成して1つにまとめた脚本は見事でした。またコンテ・演出も物悲しい雰囲気のもと各キャラクターの苦悩を上手く描けていたと思います。
ちょっとビックリするぐらい1話でのまとまり方が上手い回だったな、と。

個人的にはエイミーがキッチンでレドへの思いを吐露するシーンがい印象的。今までレドを心配しつつも明るく振舞っていただけに、暗い面を見せられるとグッときますね。

それと葬儀の手順のようなものが丁寧に設定・描写してあってこの作品をSFとして楽しんでる僕的には凄く良かった。
こういう所を丁寧に描写することであの世界での”生活感”が感じ取れて引きこまれますね。


進撃の巨人 8話


ある意味最大の見せ場である所のエレン復活回。原作を読んだ時の「ヤラレタ!」という感覚をアニメ組の皆さんも味わったでしょうか?
もうアニメ的な話からはズレちゃうけど、超大型巨人の登場からエレン食われーの、謎の巨人大暴れからエレン復活の流れは完璧すぎて嫉妬ものですよ。こんなのを20台前半で思いついて描けちゃう作者がスゴすぎるわ。

で、原作読んだ時にはエレンゲリオンに心奪われて印象が薄かったんだけど、ジャンとかアルミンが地味に活躍しているのがなかなか良かった。
戦闘以外のスキルで活躍できる場面があるのが渋くて好みです。あとジャンが普通に良い奴というか人間臭くてちょっと好きになっちゃいましたよ。


よんでますよ、アザゼルさん 9話



ヒドい!(最大級の褒め言葉)

こんな下ネタまみれのヒドいアニメを大人が一生懸命作ってるというだけで胸が熱くなる。
こういう大人に、私はなりたい。
相変わらず歌系はNGなのかまたもや謎のオリジナルソング。一体何曲作る気ですか監督!
フルバージョンは何に収録されるのか今から気になります。

いやーそれにしても一応原作の時点でヒドい話にしかならないのは予想してたけど、動いて喋る変人48面相の威力が予想以上でしたわ。
動きの滑らかさ、嫌な効果音の完成度が凄い。監督の何かを間違った情熱の高さが伺えます。
硬軟交えた三木さんの演技も最高でしたね。というか何か申し訳ないです、本当にご苦労様です。



相変わらずメガテンⅣが面白すぎて更新停滞中です。
たぶんもうちょっとで終わるので来週は早めに更新したい。

それでは、また次回。

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2013年05月19日~25日までのアニメ感想です。


マジェスティックプリンス 8話


30分オールロボバトルって意外と型破りな構成ですよね。バトルのなかでもキャラクターの掛け合いあり、成長ありですごく贅沢な回でした。また、これだけ勢いのある展開を続けたラストにイズルと王子が対面するシーンを静寂で魅せるという構成が恐ろしく上手いですね。静と動のギャップが効果的であの対面シーンに心を掴まれました。

それにしてもレッド5に乗ってる時のイズルってとにかくブレずにヒーローやってて本当に格好良いわ。グリリバ王子との一騎打ちも只管軽装にして高速の斬り合いに持ち込むとかロマンが溢れすぎでしょう。
グリリバ王子が異界語なのは作品テーマ的にそうする必要があるっていうのは分かるのだけど、あそこまで熱いシーンだと緑川さんに喋って欲しい!と思ってしまうのもアニメファンの性でしょうか。


惡の華 8話


マジプリとは対称的に型破りな展開だったのがこの週の惡の華。冒頭約6分感にわたって春日と仲村さんが手をつないで歩くシーンがセリフ無しで続くってちょっとありえない。ちょっと前に「熱量と文字数」のインタビューで長濱監督は「ちょっとした画面の変化でも何か伝わるはず」という趣旨のお話をしていたのだけど、この演出もそういった確信の延長にあるのかと思いました。

実際このシーンからは春日の高揚感・虚脱感・仲村さんとの距離感の変化など多くの情報が情緒的に伝わって来ますね。今までちょっと五月蝿いくらいに春日のモノローグが入る作品だったことを考えると、”一切セリフが無い”とういう状況の特殊さが際立ちます。
また春日だけではなく、今まで悪魔的だった仲村さんも素直に手をつないだまま何も言わずに歩くという状況はすごく意味深ですね。
この先二人の関係性がどういう風に変わっていくのか非常に楽しみです。


はたらく魔王さま! 8話


コメディの安定感に定評のある魔王さま。レギュラーキャラの安定のギャグに新キャラもいい味だしていて加速度的に面白くっていきますね。
ちーちゃんや勇者の爆発力のある笑いも大好きなんですけど、僕はこの作品の細かいギャグみたいのにどうしても弱いみたいです。
8話だと魔王城で食事するシーンで唐揚げが速攻でなくなった上に漆原の分が残ってない、とかカフェで勇者の所作を真似る鎌月とか。
「そんなギャグ入れなくてもいいじゃん」みたいなことをバンバン入れてくる辺りから、スタッフ・キャスト陣のコメディへの情熱を再確認できてすごく良い。


今週のステマ


今週は真女神転生4にドハマリしていて更新遅れました……。ただもうメガテン4超面白いですわ。

とにかく油断してるとザコ的に殺されるというか別に油断してないのに敵の先制攻撃で1ターンキルされます。
まずチュートリアルダンジョンで2回も死んだし…。なんで最初に出てくる的になんで物理耐性もった奴がいるんだよ!どう考えても頭おかしいから!

世界観も前情報の次点でワクワクしてましたけど、相変わらずのカオス。
サムライになってミカド国に仕えるまでは良いとして、与えられる装備が妙にサイバー。さらにキチジョージ村とかチヨダ村が出てくる時点で不穏な空気を醸しだしてきます。
そしてプロローグエピソードを終わらせるとさらにカオスが……。

と、まぁ通常のRPGではありえないカオスと理不尽な死を楽しみたい人にオススメですのでアマゾンリンク貼っときます。
以上今週のステマでした。






それでは、また次回。

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2013年05月12日~19日までのアニメ感想です。


惡の華 7話


この週に放送のアニメのなかでダントツにド肝抜かれましたねぇ。公式アナウンスでも7話すごいよーなんて煽りがあったんですけど、予想の全然上を行く見事な出来でした。
ストーリー的にも大きな転換点を迎えカタルシスを感じる展開ではあったものの、ラストの教室のシーンの映像美はもう言葉になりません。
劇中でもEDテーマの”花”の原曲バージョンが坦々と流れるだけでセリフは無かったわけでしけど、まさに言葉で表現できない大きな感情の噴出が見事に映像化されていました。僕ごときでは語れば語るだけ安っぽい説明にしかならないので、とにかくまだ観てない人がいるなら観てほしいとしか言いようがありません。

それにしても長濱監督といえば情緒的な美しさをフィルムで表現するのが上手い方だと認識はしてましたが、まさかこの作品でこんな美しいシーンが見れるとはなー……。
惡の華という作品の毒、そしてロトスコを使った独特の画面も相まって完全に失念してましたねー。


翠星のガルガンティア 6話


噂の山内重保コンテ・演出回。巷じゃ辺に荒れた意見が多かったけど、俺としては山内演出が上手くマッチしてかなと思いましたね。
特に良かったのはエイミーのダンスシーン。
単純にダンスの美しさや艶やかなエロスが伝わるというだけでも演出的に成功といえますが、昼と夜のダンスシーンでそれぞれ演出意図が変化させてキャラクターの心情描写の補足したのは上手いですね。
また夜のダンスシーンでは山内さん特有の画面の色彩を極端に変化させる演出がヒカリムシの設定と結びついてましたし、概ねガルガンティアと山内演出は相性が良かったように思います。

あえて難を挙げるならビニオンとベローズの勧誘合戦のシーンでカメラが顔に寄り過ぎてるぐらいですが、そこも演出意図を汲めばそこまで非難するほどじゃないかな、と。


っていうかエンドクレジットみるまで山内さんがコンテ・演出って気づかなかったですし、今回は全然抑え目だったと思うよ?


マジェスティックプリンス 7話


6話とセットで居場所・帰る場所・依存する先の無い不安感が上手く表現できてましたね。
誰も「寂しい」と言葉にしないあたりがまた切ないですね。たぶん寂しいということすら認識できてないということなんでしょう。

普通のアニメだと人造兵士は戦闘マシーンのような描き方をされますが、このアニメはそういう描写を避けてひたすら何も知らない子供たちというように描いてるのが面白い所です。
アッシュの設定から考えても作品の軸はザンネン5の心理的な成長だと思われるので今後彼らがどうなっていくのかとても心が惹きつけられますね。
とにかく彼らの中で戦死者が出ないことがまず第一の願いなんですが……。




基本的にこのブログはキッズアニメを取り上げませんが、最近ジュエルペットハッピネスに夢中です。
脚本・演出ともに桜井弘明監督の色が濃く出ていて破天荒な面白さがあっておすすめです。

それでは、また次回。

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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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