800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
放浪息子14巻の感想です。
今巻はシュウ君の周り人たちの変化が中心に描かれていましたね。
インパクトが大きいのは海老名さん(みぃたんパパ)とマコちゃんの二人。シュウくんみたいに綺麗に女装できない人間は辛いよね…って話ですよ。いや、まぁ綺麗に女装できても辛い目に合うっていうのは今までに十分描かれてきているんだけど、自分自身でも「醜い!」とか「違和感ある!」なんて自覚しちゃうと余計被害妄想が広がっちゃって萎縮しちゃうわけですよ。
この辺の持たざる者のネガテイブスパイラルというのは女装でなくても共感できることが多いので、すごく興味深いですなぁ。
特にマコちゃんは頑張って自分なりの落とし所を見つけて欲しいなぁ……。
描写は少なかったけどシュウくんママの女装に関しての意識も描かれていてちょっとドキっとした。そこに踏み込むとは思ってなかったので。
ユキさんの親は拒絶という答えに行き着いてしまったわけだけど、シュウくんママが今後どういう答えを出していくのはすごく不安だなぁ。
そして今回意外にも変化の兆しを見せ始めたのが安那ちゃん。この娘の場合は、性的マイノリティというテーマから離れて単純にシュウくんとのお付き合いでのアレコレだけど。
今まで友達の延長のようなプラトニックな交際をしていた二人だけど、次第に距離が縮まってきた感があって凄くニヤニヤする。ちょっと気になるのは安那ちゃんの芸能界デビューだけど、これが悪い方向に作用しないといいなぁ。(作品のテーマから外れるしこっち方面での波乱は無いと思うのだけど…)
そんなわけで今巻の安那ちゃんハイライトは、83Pの1コマ目。
「嫉妬もするし、やらしいことも考えるよ」というモノローグが二人の距離感を表してて素晴らしい!
あと、巻末のオガツカズオさんの短編にホロリときてしまった。
それでは、また次回。
今巻はシュウ君の周り人たちの変化が中心に描かれていましたね。
インパクトが大きいのは海老名さん(みぃたんパパ)とマコちゃんの二人。シュウくんみたいに綺麗に女装できない人間は辛いよね…って話ですよ。いや、まぁ綺麗に女装できても辛い目に合うっていうのは今までに十分描かれてきているんだけど、自分自身でも「醜い!」とか「違和感ある!」なんて自覚しちゃうと余計被害妄想が広がっちゃって萎縮しちゃうわけですよ。
この辺の持たざる者のネガテイブスパイラルというのは女装でなくても共感できることが多いので、すごく興味深いですなぁ。
特にマコちゃんは頑張って自分なりの落とし所を見つけて欲しいなぁ……。
描写は少なかったけどシュウくんママの女装に関しての意識も描かれていてちょっとドキっとした。そこに踏み込むとは思ってなかったので。
ユキさんの親は拒絶という答えに行き着いてしまったわけだけど、シュウくんママが今後どういう答えを出していくのはすごく不安だなぁ。
そして今回意外にも変化の兆しを見せ始めたのが安那ちゃん。この娘の場合は、性的マイノリティというテーマから離れて単純にシュウくんとのお付き合いでのアレコレだけど。
今まで友達の延長のようなプラトニックな交際をしていた二人だけど、次第に距離が縮まってきた感があって凄くニヤニヤする。ちょっと気になるのは安那ちゃんの芸能界デビューだけど、これが悪い方向に作用しないといいなぁ。(作品のテーマから外れるしこっち方面での波乱は無いと思うのだけど…)
そんなわけで今巻の安那ちゃんハイライトは、83Pの1コマ目。
「嫉妬もするし、やらしいことも考えるよ」というモノローグが二人の距離感を表してて素晴らしい!
あと、巻末のオガツカズオさんの短編にホロリときてしまった。
それでは、また次回。
PR
青い花7巻の感想を記します。
いよいよあーちゃん達も3年生。物語的にも佳境っぽいんでやはり卒業式で最終回になるのかなと寂しい気持ちに。
小公女~小さな恋のメロディまでのエピソードは井汲さん家のお話。井汲母は何かしら問題を抱えてるって描写はあったけど、ちょっとこれは辛すぎ……。
井汲さんお話は本編と交わることがあるのかしら。上手く救われて欲しいと思うのだけど……。
そして本編のあーちゃんとふみちゃんの関係だけど、1年生の頃から見たら二人の心境も変化してきたなとしみじみ。
ふみちゃんは元々強い子だと思ってたんだけど最近はさらに打たれ強くなったというか、自分の気持ちに素直になってきていて安心感があるなぁ。
対してあーちゃんは今までなんも考えてなかったツケが押し寄せている印象。まぁ人を好きになった事がないんだからしょうがないんだけど。
あーちゃんは明るさとか勢いだけでは解決できない問題にどう対処していくのだろうか……。
最後の最後で山科先生が二人の問題に絡んでくれたことが唯一の希望だなぁ。どうアドバイスしてあげるのだろうか。
あと今巻は大野の出番が少なくて悲しい……。あの子もお姉さんのことでもうちょっとエピソードあるかなと思うんだけど。
とりあえず75P1コマ目のすまし顔を観ながら次巻の活躍に期待したいと思います。
それでは、また次回。
いよいよあーちゃん達も3年生。物語的にも佳境っぽいんでやはり卒業式で最終回になるのかなと寂しい気持ちに。
小公女~小さな恋のメロディまでのエピソードは井汲さん家のお話。井汲母は何かしら問題を抱えてるって描写はあったけど、ちょっとこれは辛すぎ……。
井汲さんお話は本編と交わることがあるのかしら。上手く救われて欲しいと思うのだけど……。
そして本編のあーちゃんとふみちゃんの関係だけど、1年生の頃から見たら二人の心境も変化してきたなとしみじみ。
ふみちゃんは元々強い子だと思ってたんだけど最近はさらに打たれ強くなったというか、自分の気持ちに素直になってきていて安心感があるなぁ。
対してあーちゃんは今までなんも考えてなかったツケが押し寄せている印象。まぁ人を好きになった事がないんだからしょうがないんだけど。
あーちゃんは明るさとか勢いだけでは解決できない問題にどう対処していくのだろうか……。
最後の最後で山科先生が二人の問題に絡んでくれたことが唯一の希望だなぁ。どうアドバイスしてあげるのだろうか。
あと今巻は大野の出番が少なくて悲しい……。あの子もお姉さんのことでもうちょっとエピソードあるかなと思うんだけど。
とりあえず75P1コマ目のすまし顔を観ながら次巻の活躍に期待したいと思います。
それでは、また次回。
水上悟志さんの短編集「宇宙大帝ギンガサンダーの冒険」の感想について記します。
作者もコメントで自虐してた通り実に水上さんらしい短編集。ただそれは悪い意味でなく、熱血もラブコメもホラーもファンタジーも内包できる水上世界の奥深さの成せるわざかな、と。
水上テイストがこれでもか!と詰め込まれた作品集なので水上作品に触れた事無い人に「まずはコレを読んでみて!」と勧めるのにちょうどいいなと思いました。これで水が合うようなら惑星のさみだれに繋げたい的な。
[己の拳]
ギャグ。というかグレンラガン。
ただギャグにしてはギンガサンダーの果てしないデカさとか最後に天馬が死亡?オチっぽいのがどうにも嫌な予感を残す作品。
実際ギンガサンダーはとんでもない厄災だということが後の話で判明するし。
個人的にはギャグというよりもギンガサンダー連作の皮切りとして捉える方がしっくりくるかな。
[わにあに]
アンソロジー発売直後から話題の作品。実際問題ブラコンアンソロジーってお題でなぜこの作品が出てくるのか。この辺の突飛な発想も水上さんの魅力だなーと改めて感じた。
あとお兄さんの動きがイチイチ可愛くて良し。
[シャンバラのお絵かきネル]
個人的には一番水上作品っぽくないと感じた作品。「っぽくない」ってのは勿論良い意味で。
ただこれだけ情緒的な作品でもSFギミックの素敵さが健在なのは流石。
[恋の鈴鳴る百鬼町]
ラブコメ。……ラブコメ?
水上さんの描く恋心は思い切りが良くて気持ち良いのだけどいまいちラブ感が弱いのが玉に瑕。
いや、良いんだけどね?
主人公のお姉さんはアホっぽくて素敵なキャラなのでこの話は続きが読みたいなー。後書きで百鬼町シリーズは続けていくと明言されているので別作品での再登場に期待したい。
[醒誕祭]
ギンガサンダーのルーツ話としては良いのだけど短編のホラーとしてはイマイチかなー。
己の拳もそうだけどギンガサンダー連作に組み込むことで短編としての威力が落ちるのはちょっと残念。
[彼の旅が終る]
ギンガサンダー連作の決着編。ここでいままでの短編が繋がるのは面白かった。
それにしてもギンガサンダー強すぎ。己の拳で質量差ありすぎだろ!と思ったけどその差がそのまんま戦力差に繋がるから戦いのシーンは絶望感が強いなー。
大オチに関しては出来すぎ感が強いながらも気持ち良い落とし所だと思った。
[砂の惑星の民]
これは良くも悪くもアンソロジーって感じ。トライガン世界で外伝やろうとしたら16Pじゃ足らんでしょ。
[太陽と世界]
例のさみだれ小冊子のやつ。小冊子を手に入れ損ねた俺歓喜。
さみだれは作品通してキャラが成長した作品だから後日譚が心地良すぎて堪らないねー。
特にユキと太陽くんのカップルは大好きだわ。こういうのをド直球に描いてくれる水上さんは素敵だわ。
それでは、また次回。
作者もコメントで自虐してた通り実に水上さんらしい短編集。ただそれは悪い意味でなく、熱血もラブコメもホラーもファンタジーも内包できる水上世界の奥深さの成せるわざかな、と。
水上テイストがこれでもか!と詰め込まれた作品集なので水上作品に触れた事無い人に「まずはコレを読んでみて!」と勧めるのにちょうどいいなと思いました。これで水が合うようなら惑星のさみだれに繋げたい的な。
各話感想
[己の拳]
ギャグ。というかグレンラガン。
ただギャグにしてはギンガサンダーの果てしないデカさとか最後に天馬が死亡?オチっぽいのがどうにも嫌な予感を残す作品。
実際ギンガサンダーはとんでもない厄災だということが後の話で判明するし。
個人的にはギャグというよりもギンガサンダー連作の皮切りとして捉える方がしっくりくるかな。
[わにあに]
アンソロジー発売直後から話題の作品。実際問題ブラコンアンソロジーってお題でなぜこの作品が出てくるのか。この辺の突飛な発想も水上さんの魅力だなーと改めて感じた。
あとお兄さんの動きがイチイチ可愛くて良し。
[シャンバラのお絵かきネル]
個人的には一番水上作品っぽくないと感じた作品。「っぽくない」ってのは勿論良い意味で。
ただこれだけ情緒的な作品でもSFギミックの素敵さが健在なのは流石。
[恋の鈴鳴る百鬼町]
ラブコメ。……ラブコメ?
水上さんの描く恋心は思い切りが良くて気持ち良いのだけどいまいちラブ感が弱いのが玉に瑕。
いや、良いんだけどね?
主人公のお姉さんはアホっぽくて素敵なキャラなのでこの話は続きが読みたいなー。後書きで百鬼町シリーズは続けていくと明言されているので別作品での再登場に期待したい。
[醒誕祭]
ギンガサンダーのルーツ話としては良いのだけど短編のホラーとしてはイマイチかなー。
己の拳もそうだけどギンガサンダー連作に組み込むことで短編としての威力が落ちるのはちょっと残念。
[彼の旅が終る]
ギンガサンダー連作の決着編。ここでいままでの短編が繋がるのは面白かった。
それにしてもギンガサンダー強すぎ。己の拳で質量差ありすぎだろ!と思ったけどその差がそのまんま戦力差に繋がるから戦いのシーンは絶望感が強いなー。
大オチに関しては出来すぎ感が強いながらも気持ち良い落とし所だと思った。
[砂の惑星の民]
これは良くも悪くもアンソロジーって感じ。トライガン世界で外伝やろうとしたら16Pじゃ足らんでしょ。
[太陽と世界]
例のさみだれ小冊子のやつ。小冊子を手に入れ損ねた俺歓喜。
さみだれは作品通してキャラが成長した作品だから後日譚が心地良すぎて堪らないねー。
特にユキと太陽くんのカップルは大好きだわ。こういうのをド直球に描いてくれる水上さんは素敵だわ。
それでは、また次回。