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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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2013年9月第一週のアニメ感想 (2013/09/16 )

2013年09月01日~9月06日までのアニメ感想です。

物語シリーズセカンドシーズン 10話

傾物語のラスト。
傾物語は物語シリーズ特有の無駄回が無く、歴史修正物として上手く物語シリーズに組み込みつつ阿良々木さん・忍・真宵の3者の心情を掘り下げていて唸るほど出来が良かった。まぁこの作風でいきなりタイムスリップ設定がでたり、最初にタイムスリップする理由が適当だったりというのは難点として残るけどその辺はご愛嬌。

たまに坂本真綾の演技を嫌う人を見かけるし、忍の配役については偽物語の時に喧々諤々あったけど俺はやっぱり真綾が忍を演じてくれて良かったと思うよ。今回延々と阿良々木さんと絡む中での感情の起伏、そして”別の可能性の自分自身”との対話は真綾の演技力無くしては成立しなかったよ。

まぁもちろんその下地になっているシナリオが上出来なのは言うまでもないのだけど。忍とキスショットの対話は本当痺れる。この情緒的なシーンが描きたいがために、壮大なタイムスリップ物を組み上げたんだから褒めるしか無いよね。

進撃の巨人 21話

原作でも屈指の燃える展開のリヴァイ班、巨人化エレン、ミカサ&兵長の女型巨人三連戦。この展開を高いレベルのアクションできっちり仕上げてくるアニメスタッフに感服。
立体機動によるチームプレー、巨人同士の格闘戦、ミカサ単騎での立体機動とそれぞれ魅せ方の異なるアクションが全てカッコイイもんなぁ。

巨人同士の戦いはまさに怪獣の取っ組み合いを彷彿とさせつつも、双方とも格闘技術を織り交ぜて戦うので新感覚。マウントポジションから綺麗に返す描写なんて普通の格闘アニメでもそうそう見れんわ。

そして巨人化したエレンの狂気を梶さんがいい具合に演じていましたねぇ。あのぶっ壊れてる感じはゾクゾクします。原作読んだ時のイメージを大きく上回る演技に仕上がっていて、キャラへの理解度の高さを感じる瞬間でした。

ガッチャマンクラウズ 9話

カッツェの暗躍とはじめちゃんの対抗策が同時平行に進んでいてワクワクする展開。二人が争って獲得しようとしているものがネットの向こう側の人間の感情って所が面白いですよね。言ってしまえばメディア戦略のぶつかり合いというか。

作中でのネットの反応、ギャラックスに書き込まれるコメントもリアリティがあって作品の雰囲気作りに寄与していますね。結構この手のネットの反応のトレースって上滑りしたようなものになりがちなんだけど、ガチャクラでは上手くハマっているというか確かにこういうコメント有るなぁと思える事に単純に感心する。この辺はきっちり調査したり、スタッフないで検討したりしてるのかなぁと思う。

ギャラックスでの反応もスゴイけど、もっとスゴイのがカッツェの煽り。いや正にネットで声高に囃し立てる彼らそのまんまのセリフであり、それをさらに増幅させる宮野真守の演技のスゴさ。
累の謝罪に対して入るカッツェのツッコミは、作中では累のプライベートを知るカッツェにしか出来ない事なのだけど、現実世界では普通にネットで溢れかえる悪意のユーモアそのものだよね。「ブーメランwwwwww」的な、さ。

あと何気に元ガッチャマンである事をミュージカル歌唱っぽく暴露するカッツェ。あのエセミュージカル歌唱は以前、宮野さんがアニスパでやってた即興ノリのまんまで思わず笑ってしまった。どんだけキャラとシンクロするんだ貴方は。

その他雑感

最近アニメが面白すぎて、久々にその他雑感です。

[ローゼンメイデン 10話]
唐突にハーレム展開になるバカバカしさが大好きです。というか作中でも言っていることだけどアリスゲーム自体は人間に無関係な上、ドール達にとっても根源的な欲求に即しているという以外は非常に無意味なものなんですよね。
なんでシリアスにバトられるよりは、こういう茶化したノリが入ってるほうが楽しめます。

そして金糸雀可愛すぎ。何この子。一番感情表現が豊かで可愛い。アニメスタッフにも愛されてる感がある。
大ジュン・小ジュンの対話の後ろでオネム状態とかズルすぎる。


[幻影ヲ駆ケル太陽 10話]
加速するヤンレズ展開が良い。
相変わらずシナリオ上の工夫が乏しくて一本調子なアニメなんだけど微妙な魅力はあると思っているんです。愛すべき惜しい作品ッて感じ。
いやそれにしても悪堕ちるなちゃんのワイルドさは思い切ったね。女の子として隠さなきゃイケない所が全開で、るなちゃんが正気に戻ったとしても羞恥心で憤死確定ですね。


[コードギアス 亡国のアキト 第1章]
無料公開されてたので観た。

ギアス世界のケレン味そのままに新構想の物語だし、真綾のキャラエロいし、赤根監督だしでシリーズ通して劇場で観たいという気持ちが高まる。
ただその気持にブレーキを掛ける要因として、ギアス特有のぶん投げがあるんじゃないかという一抹の不安とちゃんと映画1作ごとに区切りになるのか…?という不安があるんですよね。

なんかね、劇場公開で分割してっていうシリーズ展開も分からなくも無いんだけどそれやるならやっぱりちゃんと1作ごとに区切りを用意して欲しいんですよね。どうせ次まで1年くらい待たなきゃ行けなんだろうし。
2章の評判しだいなんだけど、変な区切り方するようならやっぱシリーズで追うのは諦めようかなと思ってしまう。




それでは、また次回。

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プロフィール
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いちナぎ
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自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
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基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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