800画報アニメ観戦記
アニメの感想とか近況報告
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2013年09月07日~9月13日までのアニメ感想です。
ガッチャマンクラウズ 10話
小難しい理屈を並べてお膳立てした後に王道のバトル展開になるのは、中村監督作品のお約束。この辺の王道展開を外さないから中村監督には信頼感ありますね。散々ヘタれ倒したパイパイ、丈さんが自分なりの正義に気付き立ち上がるという超ベタな展開も熱いですね。ここに来てベタな正義のヒーロー像に回帰しますか。
それにしても丈さんのアレな感じは外しませんね。「焼き加減…レアにしといたぜ☆」はマミさんが円環の理とか言い出した時に匹敵するぐらいのヒットでした。
あと総理キャラがなんかガッツリ絡んできましたけどこの辺はちょっと心配。”総理”って記号は結構扱いにくいというか上手く扱えないと物語が薄っぺらくなっちゃう気がするんですよね。今のところキャラに重厚感も無いしどうかなぁ……。
まぁうまく処理してくれることを願いましょう。
マジェスティックプリンス 23話
イズル・姫さまの参戦も含め戦場がどんどんカオスになってきてワクワクする。がむしゃらに通した2度目のストラグルレーザー、それをギリギリで止めるウルガル、ならば戦艦ごとぶつけるまでだ!という泥臭い戦いは地球側の後のなさを感じさせて良い。イズルの戦線復帰に怒るチームラビッツの面々は本当にいい子。もちろんイズル自身も含めて。
さて最終決戦ははたしてどうなるか。皆生きて帰ってきて欲しい。
銀の匙 10話
いまいち描写が上滑りしている銀の匙ですが、10話はなかなか良かった。全体的に落ち着いた雰囲気のなか、セリフも少なめでレイアウトで魅せるカットが多く家畜動物との付き合い方というテーマのまとめ回として良い仕上がりだったと思う。
屠殺描写を直接八軒に体験させるのではなく授業という形で見せたのは構成として上手い。まぁこれは原作の組み立ての上手さなんだろうけど。
ただまぁそれでも微妙にギャグが入るのがちょっと五月蝿かったかなと思うんだよね。この回はもっと徹底してしっとり描いて欲しかった。やはりこの辺は少年誌連載で求められるものと深夜アニメ、特にノイタミナ枠で求められるノリの違いかなと思います。
まぁその辺の反省点は全部終わった後のまとめ感想で書こうかな。
雑談
語ることほどじゃないからあんまりブログでは書かないけど、ファンタジスタドールと義風堂々が今期のカオスアニメとしてお気に入りです。どっちも別ベクトルで間違いだらけなアニメで毎週楽しんでます。ただ今週に関しては、その狂気をジュエルペット ハッピネスが上回ったね。久々の桜井監督コンテ回(なぜか脚本にも連名で表記)だったんだけど、改めて桜井さんのスゴさを実感。
前後の脈絡をぶった切ってるにも関わらずテンポだけで成立感をだしていてちょっとした名人芸だわ。
ジュエペはキッズアニメなんで普通の回は普通なんだけど、8回に1回ぐらい特大ホームランが出るのでお暇な方はチェックしてみてください。
それでは、また次回。
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2013年09月01日~9月06日までのアニメ感想です。
物語シリーズセカンドシーズン 10話
傾物語のラスト。傾物語は物語シリーズ特有の無駄回が無く、歴史修正物として上手く物語シリーズに組み込みつつ阿良々木さん・忍・真宵の3者の心情を掘り下げていて唸るほど出来が良かった。まぁこの作風でいきなりタイムスリップ設定がでたり、最初にタイムスリップする理由が適当だったりというのは難点として残るけどその辺はご愛嬌。
たまに坂本真綾の演技を嫌う人を見かけるし、忍の配役については偽物語の時に喧々諤々あったけど俺はやっぱり真綾が忍を演じてくれて良かったと思うよ。今回延々と阿良々木さんと絡む中での感情の起伏、そして”別の可能性の自分自身”との対話は真綾の演技力無くしては成立しなかったよ。
まぁもちろんその下地になっているシナリオが上出来なのは言うまでもないのだけど。忍とキスショットの対話は本当痺れる。この情緒的なシーンが描きたいがために、壮大なタイムスリップ物を組み上げたんだから褒めるしか無いよね。
進撃の巨人 21話
原作でも屈指の燃える展開のリヴァイ班、巨人化エレン、ミカサ&兵長の女型巨人三連戦。この展開を高いレベルのアクションできっちり仕上げてくるアニメスタッフに感服。立体機動によるチームプレー、巨人同士の格闘戦、ミカサ単騎での立体機動とそれぞれ魅せ方の異なるアクションが全てカッコイイもんなぁ。
巨人同士の戦いはまさに怪獣の取っ組み合いを彷彿とさせつつも、双方とも格闘技術を織り交ぜて戦うので新感覚。マウントポジションから綺麗に返す描写なんて普通の格闘アニメでもそうそう見れんわ。
そして巨人化したエレンの狂気を梶さんがいい具合に演じていましたねぇ。あのぶっ壊れてる感じはゾクゾクします。原作読んだ時のイメージを大きく上回る演技に仕上がっていて、キャラへの理解度の高さを感じる瞬間でした。
ガッチャマンクラウズ 9話
カッツェの暗躍とはじめちゃんの対抗策が同時平行に進んでいてワクワクする展開。二人が争って獲得しようとしているものがネットの向こう側の人間の感情って所が面白いですよね。言ってしまえばメディア戦略のぶつかり合いというか。作中でのネットの反応、ギャラックスに書き込まれるコメントもリアリティがあって作品の雰囲気作りに寄与していますね。結構この手のネットの反応のトレースって上滑りしたようなものになりがちなんだけど、ガチャクラでは上手くハマっているというか確かにこういうコメント有るなぁと思える事に単純に感心する。この辺はきっちり調査したり、スタッフないで検討したりしてるのかなぁと思う。
ギャラックスでの反応もスゴイけど、もっとスゴイのがカッツェの煽り。いや正にネットで声高に囃し立てる彼らそのまんまのセリフであり、それをさらに増幅させる宮野真守の演技のスゴさ。
累の謝罪に対して入るカッツェのツッコミは、作中では累のプライベートを知るカッツェにしか出来ない事なのだけど、現実世界では普通にネットで溢れかえる悪意のユーモアそのものだよね。「ブーメランwwwwww」的な、さ。
あと何気に元ガッチャマンである事をミュージカル歌唱っぽく暴露するカッツェ。あのエセミュージカル歌唱は以前、宮野さんがアニスパでやってた即興ノリのまんまで思わず笑ってしまった。どんだけキャラとシンクロするんだ貴方は。
その他雑感
最近アニメが面白すぎて、久々にその他雑感です。[ローゼンメイデン 10話]
唐突にハーレム展開になるバカバカしさが大好きです。というか作中でも言っていることだけどアリスゲーム自体は人間に無関係な上、ドール達にとっても根源的な欲求に即しているという以外は非常に無意味なものなんですよね。
なんでシリアスにバトられるよりは、こういう茶化したノリが入ってるほうが楽しめます。
そして金糸雀可愛すぎ。何この子。一番感情表現が豊かで可愛い。アニメスタッフにも愛されてる感がある。
大ジュン・小ジュンの対話の後ろでオネム状態とかズルすぎる。
[幻影ヲ駆ケル太陽 10話]
加速するヤンレズ展開が良い。
相変わらずシナリオ上の工夫が乏しくて一本調子なアニメなんだけど微妙な魅力はあると思っているんです。愛すべき惜しい作品ッて感じ。
いやそれにしても悪堕ちるなちゃんのワイルドさは思い切ったね。女の子として隠さなきゃイケない所が全開で、るなちゃんが正気に戻ったとしても羞恥心で憤死確定ですね。
[コードギアス 亡国のアキト 第1章]
無料公開されてたので観た。
ギアス世界のケレン味そのままに新構想の物語だし、真綾のキャラエロいし、赤根監督だしでシリーズ通して劇場で観たいという気持ちが高まる。
ただその気持にブレーキを掛ける要因として、ギアス特有のぶん投げがあるんじゃないかという一抹の不安とちゃんと映画1作ごとに区切りになるのか…?という不安があるんですよね。
なんかね、劇場公開で分割してっていうシリーズ展開も分からなくも無いんだけどそれやるならやっぱりちゃんと1作ごとに区切りを用意して欲しいんですよね。どうせ次まで1年くらい待たなきゃ行けなんだろうし。
2章の評判しだいなんだけど、変な区切り方するようならやっぱシリーズで追うのは諦めようかなと思ってしまう。
それでは、また次回。
2013年08月25日~8月31日までのアニメ感想です。
有頂天家族 8話
ひたすらに地味な面白さを誇っている有頂天家族。軽妙なテンポながらしっとりとした人情味あるストーリーと背景の美しさ、そして作画での芝居がやたらと丁寧というあたりが地味さと面白さの源かと思います。このじっくりと味を噛みしめるように楽しむタイプのアニメが、8話で極まったように思います。
父の死を主体に家族愛を描いた8話はこれまで以上にキャラクターの心情を芝居で見せてくれました。
普段は軽いノリの矢三郎がこの回は全編一歩引いた立場で大人しくしているのがグッと来ますよね。亡き父への思いを抱えながらも長兄に対して気遣いをする様子がなんとも言えない気持ちにさせてくれます。
最後の母上・長兄・矢三郎の会話は作画での芝居・声優陣の芝居が高いレベルで融合していて涙腺にダメ押しの一撃を食らわせに来ていますよね。
本当この1話だけで「良いもん観たわ!」という気分になりました。
ファンタジスタドール 7話
4話以来のカオス回来た!これを待っていたんだこれを!普段も細かいツッコミ所が多かったりするんだけどイマイチ主題が真面目で乗りきれない事が多いのだけど、この回は”協力技の完成”というテーマ自体がボケの道具になっていたのでもうツッコミが追いつかない。
というか今だにカードバトルのルールがわからないからねコレ。
なにあのうずめタンクは!超強いじゃん。そのカードをドール達に使ってやれよ!
いやー7月の段階では今期の最狂アニメはブラコンか義風堂々だと思っていたんですけど、ぶっちぎりでファンタジスタドールが狂ってますね。
変に萌えっぽくしようとしてる辺りが余計に酷い。
このアニメはこの調子で突っ走っていってほしい。
進撃の巨人 20話
アルミンによるスミス隊長評「何かを変えられる人は何かを捨てられる人だけ」というセリフに、原作者の諫山先生の怒りを感じる。この作品自体が諫山先生の怒りのパワーを原動力にしている節があるんだけど、結構今回のアルミンのセリフはモロに作者が降りてきている感じ。一般的な作品だと1人と100人の命を比べる際に悩んだり、ともすれば1人の命を優先しがちなんだけど「んなわけねーだろ」と一蹴する気持良さがこの作品の魅力だな。
……あー、なんかこの論を進めていくと変に社会批判めいた方向にいきそうだからこの変でやめるけど、こういう個人の素直な怒りを表現できる漫画文化って素晴らしいなと思いますよ。(アニメの話じゃなくなっちゃった)
物語シリーズ セカンドシーズン 9話
全編阿良々木さんと忍に終始していて物語シリーズらしい感じ。それでも30分飽きずに観ていられるのは今回の異常な状況と忍の可愛らしさ故か。いやー忍ちゃん本当可愛いわ。ロリババァ萌え。真綾萌え。
ホント忍は真綾の演技がすごい合ってて大好き。普段のロリババァ調から急に子供っぽい演技に転調する感じとかドキッとしますわ。
それでは、また次回。