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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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今年も早いもんで3クール目に突入ですね。というわけでいつもの初回感想。以下のルールで書いてます

  • キッズ系アニメ、5分枠アニメ、分割2期目の作品、1期未視聴の2期作品は対象外。

  • 個人評価の高い順にレビュー

  • 後半になるほどdis成分が多めなので注意。


月刊少女野崎くん

いつものことながら上位争いは多分に僕の趣味が入るわけですが、今回は動画工房制作の野崎くんが一位かなと思います。
やはり1話時点でフォーマットを作れるギャグ作品の強さ、原作が作り出した少女漫画メタというギャグフォーマットの強さ、そして動画工房特有の可愛い動きに特化したアニメ技術が合わさると1話単位での破壊力は極上のものになります。


動画工房のゆるゆり、GJ部、恋愛ラボ、未確認で進行形、と連綿と続いてきた”女子の可愛さだけを楽しむアニメシリーズ”は大変惜しいものだと思いながら眺めてきたので、ここに来て中身の伴った原作をツモれたのは良かったな、と安堵しております。


本作が動画工房の可愛いアニメ班のさらなる躍進に繋がることを期待しています。

ALDNOAH.ZERO アルドノア・ゼロ

1話時点では、適度なきな臭さを匂わせつつ見せるべきものを見せるという隙のない脚本構成でした。画面も高いレベルで仕上がっていて高い期待感を抱かせます。
ただそのかわり1話で何があったという訳でもないのですが、今回2位に持ってきた理由はひたすら志村貴子さんキャラデザのキャラクターたちが可愛い&セクシーだったから。
志村先生のテイストを存分に活かしたキャラデザに落としこんで動かしてくれただけで志村貴子ファンの心は鷲掴みです。さすが、あおきえい監督ですね。分かっていらっしゃる。
時に横顔の志村先生テイストの再現度がマジやべぇので皆さんお手元の青い花や放息子と見比べながらご視聴頂きたい。


あと委員長こと、韻子ちゃんがみかこしボイスも装備してヤヴァイ。
志村先生のボーイッシュ女子×みかこしボイス=最強。

残響のテロル

アバンのアクションシーンの作画やべぇ。劇場クオリティか何かか。というかこの映像は劇場で観たい。
Youtube、LINEといった現代的なモチーフを組み込みつつ、古い作品のオマージュや9.11を意識したトピックスを持ち込むなどしてテロと向き合っていく意欲作。
ただ世の中の感想漁ってるとオマージュについては賛否両論ある感じ。個人的にはその辺、煩くいうのもどうかと思うのですが。


とりあえず本作も謎に溢れた1話なので、暫くは様子見ですね。監督が渡辺信一郎さんなので画面のクオリティは保ったまま11話完走してくれるだろうと期待しています。

グラスリップ

西村純二監督×P.A.WORKSということでいやがおうにも期待が高まります。青春の匂いが伝わってくるかのような画面づくりはPAの得意分野ですね。


初回から学生仲良しグループの美しさと儚さ、恋の鞘当ての予感など盛り込みつつ謎の転校生を雰囲気たっぷりに登場させているので単なる青春モノという枠組みから1歩抜け出た印象を受けました。

白銀の意思 アルジェヴォルン

基本に忠実なロボット物。軍隊描写にリアリティを持たせているのが特徴とはいえ比較的地味な作品かな、と。
シリーズ構成・脚本が佐藤竜雄さんなので序盤の地味さも変に納得できる。更に云うなら後半の盛り上がりも保証されているのでは?と思うのだけどその辺は監督しだいか。


主人公が新米設定位で成長型なので序盤の展開でストレスが溜まりそうな気もする。

アオハライド

プロローグの中学生パートが甘酸っぱくて死ぬかと思った。あの感じで話が進んでたら流石に耐性がなさ過ぎて1話切りする所でしたが、高校パートからは落ち着いた感じの恋愛ものになってきて一安心。
原作が評価も高い作品なので楽しめるんじゃないかと思います。


男目線から観ると「女子同士の諍いに巻き込まれないように敢えて女子力を下げる行動をとる」という設定がすごく新鮮でした。

ばらかもん

方言全開の台詞やド田舎描写、元気系幼女と田舎系ハートウォーミング系のツボを押さえた作品。なるのキャスティングに子役を当てているのが特徴的でアニメ組の僕としてはわりとこのキャスティングでもスッと入っていけました。
ただどうしても子役の演技とアニメ寄りなデフォルメされたキャラデザは相性が良くないので、リアル寄りのキャラデザにしてくれたほうがより良かったかなぁという気もします。


個人的には田舎描写だけでは早めに飽きが来てしまいそうなので、書道パートがどのように絡んでくるのかに期待したいです。

少年ハリウッド

意外と今期の拾い物的なダークホース作品。
キャラデザと設定からキラキラした女子向けの作品かと予想させるのですが、実際には男性アイドルという職業に真摯な目線でスポットを当てた職業モノのような硬めな内容で男性視聴者でも楽しめるつくりでした。


作品の方向性が硬めなので、社長とマネージャーのキャラクター性を軽めに設定してるのが絶妙なスパイスとなっています。
またそれでいて社長とマネージャーが作品内の大人の視線としての役割も果たしていて、この両名がかなり作品のバランスを取るのに重要な役割を担っているのが面白いですね。

ペルソナ4 the Golden ANIMATION

P4GAという略称が思い切っていて気持ちいですね。
P4というコンテンツ自体が画面のデザイン、音響に優れているのでアニメもその辺を踏襲するだけで一定の評価を得られるのは美味しい。
前作のアニメもそこそこ楽しく試聴できたのでゴールデンにも同様の期待感を持っています。


巷の噂では1話の感じから”ゲーム2周目”という特殊な状況をアニメ化しているらしいので、その辺がどのように作品に影響していくのかが気になる所です。
元々ゲーム原作らしいメタっぽい描写がハマる作品だったのでこの試みも上手く行くんじゃないかと思ってます。

まじもじるるも

中二的エロセンスを軸にしたギャグに爽やかさを感じる。好き嫌いは別れるだろうけど俺はこのセンスが好きです。
特に微妙にシリアス成分を入れることで、るるもを助けるという英雄的行為とパンツを履かせるという変態行為を同居させたのには唸った。


渡辺航さんの特徴的な画風を残したキャラデザにすることで、弱ペダとのギャップ効果を生んでいて通常のギャグよりも効果的だと思っている。

さばげぶっ!

少女漫画ギャグらしさとなかよし連載らしからぬオタク臭さが混じって新鮮である。ナレーションギャグは安易な分、滑りやすい危険な要素なのだけど現状の所上手くいってる印象。
今のところちょっとギャグが弱いかなと思っているけど、まだまだ挽回可能だと思うので頑張って欲しい。原作からしてそうなのか、アニメ化で追加されたのか知らないけど、微妙に萌え要素を含んでいるような描写は全て邪魔なので潔くギャグ一本で勝負できればもっと良くなると思う。

ヤマノススメ セカンドシーズン

1期は5分尺の微妙さに参ってしまって最後まで見れなかったんだけど、作品自体は良い物だったので15分枠になった2期は観る。
山をテーマにした薀蓄もの、しろーさんの可愛らしい絵柄を再現した画面、メイン4人のキャスティングと勝利の予感しかしない安定した布陣だと思います。なぜ最初から15分でやろうとしなかったのかが謎。

プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!

1期を観て分かったことは、この作品に求めていいのはFate世界やシリアスストーリーではなくアニメ幼女を視姦する姿勢だということ。
その事さえ心得ておけば十分に楽しめる作品です。


大沼心さんが総監督扱いになったのは残念ですが、1期の魂を受け継いで幼女をエロく見せる画面作りに傾注していただきたいです。
とりあえずEDの揺れるミススカートがポルノくて大変良いものでした。

ハナヤマタ

ヨサコイが完全に未知の要素すぎて予想がつかないんですが、ただ単に美少女並べて日常ものやるよりかは全然期待できる。
とはいえ1話時点じゃなんとも言えないんですが、とりあえず着物+制服で踊るOPが楽曲・作画・演出と3拍子そろった良い出来栄えだったので暫く継続視聴していきます。

幕末Rock

色々ぶっ飛んだ設定ながら雷舞(ライブ)シーンの勢いに圧倒されてしまったので視聴せざるをえない。今期の乙女系ギャグ作品かと。

東京喰種

個人的に原作が受け付けないので、評価は低めなんですがまぁ普通に楽しめるつくりになってると思います。ただ作品の肝になっているゴア表現が軒並みNGなのが辛いですね。この辺は前期のブリュンヒルデと並んでYJ原作作品のついてない部分。


今期めっちゃブッシュされてる雨宮天さんの低めに押さえた演技と、花澤香菜さんのテンプレから外した悪女演技が聴き応えありますね。

東京ESP

初っ端から喰霊零のキャラを登場させるという、反則スレスレの話題性を確保して好スタートをきった本作。
1話時点ではエスパー戦争物としてスタンダードな見せ方しかできてないので、こういう方法での話題性の確保はある意味正解かな、と。
能力バトルエンタメ路線なら期待出来る気がするんですが、中途半端にシリアスが入ってくると微妙かも・・・と予想しています。


瞬間移動能力の残像演出がカッコ良かったですね。

アカメが斬る!

悪趣味なサド・グロ表現、ヒロインに雨宮天といろいろと東京喰種と被ってしまったのが吉と出るか凶と出るか……。
グロ表現やシリアス度では今のところ東京喰種に軍配が上る感じなので、こちらはエンタメ路線に行かないと存在感が発揮できないんじゃないかなぁと心配しています。


まぁどちらにしろ東京喰種と同様に作品の方向性自体が僕の趣味に合わないので早々に視聴切りしそうですが……。

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

この辺から視聴が厳しくなりそうなラインです。
とはいえろこどるはわりと頑張ってるほう。ある程度の目標づけができてるので所謂日常もの的な退屈さはない。ただし4コマ原作特有の緩めのギャグでは間が持たず結果30分集中力を保つのが難しくなってますね。
何かしらパンチのある要素が欲しいところ。

人生相談テレビアニメーション「人生」

どうにもラノベ原作のギャグ物って何を笑えばいいのかが良く分からない。まぁ好きな人は好きなんでしょう。
フォーマットがはっきりしてるんで、観やすいほうかなとは思う。

六畳間の侵略者!?

こちらもラノベ原作のギャグなので、人生と同様に楽しみ方が分からない。そして勿体無いことに大沼心が監督を務めている。大沼監督にはプリヤを担当して欲しかった…。


1話は分かりやすい導入ながら、作品のフォーマットが示せていない分、人生に一歩劣るかなと思いました。

信長協奏曲

フジテレビがお送りする壮大な実験アニメーション。
ストーリーや宮野真守の演技は結構良い線いってるのに、アニメパートが実験的すぎてちょっと着いていけない。
モーションキャプチャも3DCGもロトスコも全然魅力的な画面作りに寄与しているように見えず、ひたすら省力化して安く仕上げている印象を持ってしまう。


特に3DCGに関しては女児向けアニメのダンスパートや、シドニアの騎士などの作品が高レベルで凌ぎを削っている現状に全くそぐわない低クオリティなので「なぜ今このタイミングで!?」という思いが払拭できない。
せめて5年前にこれを放送できていれば評価はまた違ったものになったかなと思う。

モモキュンソード

潔くB級に徹しているのでもうちょっと評価上げてもいいかな、とも思ったんですがまぁこの辺で。全ての安っぽい要素が”敢えて”そうしているという言い訳がたつのでもうツッコんだら負けです。
糞アニメマイスター向け。

LOVE STAGE!!

うーむ、この作画とノリはBL耐性・レディコミ体制が無いと辛い…。作品自体は普通の出来だと思うんだけど。
女装男子を描くときに男の線を残さないのは嘘だと思ってるので、そこが本作に食いついていけない最大の理由だなぁ。


あとどうでもいい事だけどママさんのキャラデザからは、どうしてもエロ漫画展開しか思い浮かばない。こんなに下品なフェラ顔が似合いそうなデザインないぜ

RAIL WARS!

この辺からが底辺争い。まずはRAIL WARSから。
放送前から色々きな臭い情報が流れてきていて不穏だった本作。そういった情報の真偽はともかく制作現場は荒れてるなぁと予感させる作画クオリティの低さ。
せっかくのバーニア600原案×うのまこことデザインの魅力的なキャラクター達が台無し。演出的にもセクシー描写に気合が感じられずただ単にノルマをこなしているような印象。


電車描写には明るくないので割愛しますが、電車素人でも楽しめたD-LIVE!の電車編のような魅力的なドラマは感じられませんでした。


國鉄学生OJTという設定も実に中途半端で、無理やりなバカバカしい設定を持ってくるならガルパンぐらい思い切って世界観を構築してほしいなぁと思いました。

DRAMAtical Murder

原作がBLゲーなので僕自身が対象視聴者から外れているんでしょうけど、ピンとくるものが無い作品でした。
世界観と服飾設定がチープなSF感を狙っているんだろうけど、その辺の狙っているダサさとキャラデザのキラキラ感の食い合せが悪い。


肝になっている命をかけた体感ゲーム系は他作品の遅れを取ってしまって既に時代遅れ感が激しいし、1話脚本のとりあえずキャラ説明っぷりもゲンナリさせられる。


1話時点では作画が安定してるのでキラキラ男子を楽しみたい人以外にはオススメできない感じ。

精霊使いの剣舞

設定・脚本・作画が3拍子揃って安っぽい。流石はMF文庫Jである。僕らの期待を裏切らない糞アニメっぷり。
このアニメを観るとRAIL WARS!やDRAMAtical Murderはまだ辛うじて見所らしき部分があるだけマシだった、と痛感します。


というかハーレムお色気展開にするならせめて作画リソースぐらい揃えてから制作に望んでほしい。この手のアニメで作画が低調だと本当に擁護しきれないぞ。




はい、お疲れさでした。
とりあえず1話はだいたい消化できたものの、引っ越し作業に追われてのアニメ消化だったので、まだ2話3話の視聴に追いつけずに焦る日々でございます。
セラムンCrystal、PSYCHO-PASS編集版なんかが後回しになって未視聴なのでどんどんアニメを消化していきたいですね。


それでは、また次回


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一週間フレンズ

全12話楽しく視聴させてもらっておいてなんですが、やっぱ1話でオチてたよね、と。
1話でオチてるからそれ以降が蛇足というかそれ以上のオチのつけようが無くてあまり最終回でどうこうといった感想は無いですね。

まぁシナリオ面ではそういった理由で中の上程度の評価ですが、藤宮さんは今期ナンバーワンヒロインだし、山岸さんも可愛いし、桐生くんも後半からイケメンっぷりが上昇したし、長谷くんは終始アホの子だしでキャラが輝いていて観ていて楽しかったですね。

作画も程よいデフォルメと、淡いテイストの色調が世界観にマッチしていて作品世界にドップリ浸るのにちょうど良い感じでした。

初期の頃にはKeyのゲーム的な悲観的展開が待ってるものかと構えてたんですが、終わってから振り返ると特にそんなことも無くわりとキャラを可愛がるスタンスだけで楽しめるつくりだったようです。
個人的にはそれだけだと物足りなかったりするわけですが、原作も5巻までしか出ていないようなので仕方ないかな、と。

僕らはみんな河合荘

ギャグアニメなんだけど、肝心のギャグがちょっと弱い。あるあるネタをベースにしていいのは一話までだよね。
書き文字演出とかシロ君、麻弓さん、彩花さんの掛け合いとか結構頑張ってた気はするけどどれも一線を超える程ではなかったかなぁというのが残念。
ただギャグの弱さを補えるだけ律っちゃんが可愛い。この花澤ヒロインを好きになれるかどうかでこのアニメを視聴し続けられるかが決まる。

一週間フレンズもそうなんだけど、変に可愛いヒロイン多数だったり男の存在しない擬似百合構成だったりするよりは単品のヒロインが真っ当に可愛い作品のほうが入りやすいなぁと思ったりしました。

あと4話と12話で米たにさんがコンテに参加されてるんだけど、この2回は他の回と比して観やすい作りになってて流石だなと感心してしまいました。

神々の悪戯

個人的に1期に1本は見ておこうと思ってる乙女ゲーム原作アニメ。
主人公が早見沙織さんということもあって途中までは楽しく観てたんですが、後半のバトル展開があんまり嬉しくなくて残念な感じでした。

収穫としては一週間フレンズ、チャイカとの並びで細谷佳正さんの演技を堪能できたことかなぁ。

ブレイクブレイド

劇場向け作品の再編集ということで、ロボ戦のインパクトは凄かったもののシナリオのまとめ方に難があった印象。
原作知らないけどやはり色々説明不足な点があったように思う。なのでロボ戦に至るまでのカタルシスが無く迫力のあるバトルも片手落ちという印象でした。

全部終わってみると序盤の展開を切ってもっと戦争描写を厚くしてくれたらなぁという感じですね。

独特の世界観によるロボット工学が面白かったので惜しい作品でした。




はい、以上で2014年2Q終了作品の感想は全てです。
個別記事を起こした作品は以下。

良作が分割2期に集中しているので、感想書きとしてはもどかしい状況ですね。結局我慢できずにちょろっと感想書いてるし。
まぁそれにしても今季のアニメはピンポンと競合した不幸というか、ピンポンが凄すぎて他のアニメが霞む状況だったなと思います。
ピンポンを観た後はアニメ欲が満たされて、暫く他のアニメに食指が動きませんでしたよ。

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分割2期のアニメは、2期目が終了してからちゃんとまとめ感想を書くスタンスなので本来ならスルーなんですが、今期は棺姫のチャイカ、シドニアの騎士、蟲師と高クオリティなアニメが多いのでそれぞれについてサラッと振れておきます。

棺姫のチャイカ

BONES流の地味で緻密な物語とアクションの構築が前編にわたって行き届いていた感じ。ファンタジー世界なので色々と細かい設定があるんだろうけど、その辺を台詞で説明することが殆ど無かったのが良いよね。
台詞で説明しない分、きちんとキャラクターの行動がその世界の摂理にあったものになっているからちゃんと見てれば細かい設定が伝わってくるというのが堪らない。

あと元々のストーリ進行が地味だから、寄り道的なエピソードでも退屈せずに楽しめたのが大きいなと思う。

チャイカ役の安済知佳さん、アカリ役の原優子さんのご両名も新人とは思えぬ味のある演技で楽しませてもらいました。
特にチャイカはなーあのイントネーションをよく生み出した。ホント一つ一つの台詞が癖になるもの。
チャイカのお気に入りの台詞は9話「記憶の値うち」での
「なにゆえ?」
そして
4話「ドラグーンの願い」での
「記憶!もちろん記憶、忘却不可能!」
でしょうか。
あと番外編として、アカリとチャイカのやり取り
「チャイカ?」
「うい、チャイカ」
「チャイカ…」
が楽しすぎました。

2期も楽しみにしています。

シドニアの騎士

世の中的にはダークホース扱いですが、二瓶ファンの僕からしたら当然の出来。
それでも、前編3DCGはかなり不安だったけど蓋を開けてみれば全然問題なかった。問題ないどころかアニメの新しい地平を切り開いたように思います。
ポリゴン・ピクチュアズまじすげぇって話は長くなるので2期最終回までとっておくとします。

3DをCGだけじゃなく音響、脚本もかなり良い仕事をしていた本作。ここは原作信者らしく脚本について振れておきたいと思います。

二瓶作品の特徴として、まともな説明が行われずにどんどんストーリーが進むという不親切設計があります。原作信者的にはその不親切さが堪らなく、2度3度と読み返す内に「もしかしたらこういうことなんじゃないかな?」という気付きに出会うのが楽しい作品群なのですが、どうにもこの作品構造はアニメ向きではないのです。
シドニアは原作の時点でかなり説明が多い作品ではあるものの、原作まんまでアニメ化したらやはり訳の分からない描写が多数生まれることになります。

そういった事情があるので脚本・シリーズ構成は、原作の持ち味を活かしたまま初見の人にも分かりやすく伝えるための工夫が求められていたわけですが、村井さだゆきさんはきっちりとその仕事をこなしてくれていたと思います。
特に8話~12話は原作のパッチワーク具合が極まっていました。時系列を上手く入れ替えてアニメ的に筋の通る脚本へと再編集していたと思います。

またアニメとしてキリの良い所で終わらせるという意味合いでも、ラストに小惑星戦をベースにしたオリジナル展開を持ってきたのは上手かったですね。ここも原作通りにやってしまうとなんとも歯切れの悪い終わり方になってしまうので。

さて、2期は少し時間が空いてしまいますが、原作者からも7巻あたりからが本番と言われるぐらいこの後の展開が面白いのでアニメ組の人も期待して待っていてほしいと思います。
我々原作ファンもあの娘が登場するのを心待ちにしています。

蟲師-続章-

なにやら制作が厳しい状況に陥ってるらしい蟲師。でもそんな不満も吹き飛ばすぐらい一回一回がとんでも無いクオリティ。
特に1期目は鳥をモチーフにした蟲が2体登場し、どちらも動きが尋常じゃないときている。アニメで鳥の群れってあんな動かし方してたっけ?と思うぐらい気合の入った鳥作画。(そういえば4話も鳥が印象的だった。)

このアニメでは人物の動きも手抜きは無いけど、それ以上に自然描写、蟲の描写が気合い入りまくりで堪りませんね。

このクオリティを見せられると、いや制作遅れても良いっすと言いそうになってしまうのだけど、まぁ流石に放送に穴を開けるのは褒められたことではないので、最初から合間合間に蟲語を入れるようは放送スケジュールを組んでくれればいいかなと思います。

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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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