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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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総評

む、難しかったなーキャプアス。
ネット上でも分からねぇよ派と分かれよ派に別れて賛否両論。俺は申し訳ないけど色々分からなかった。
正直テーマ部分についても2クール必要だったかな?と思ってしまうぐらいピンときてない。ここが分かるようになるときっと本作の評価が高くなるんだろうけど。

もちろん全体を通して楽しめたっちゃ楽しめたし各話単位でなら飛び抜けて面白い回もあるんだけど、どうしても色々ちらついてしまって素直に褒められません。

残念だった所


この作品は力配分は、
テーマ > キャラ > ロボ
の順だと思うんだけど、キャラとロボがあまりにももったいないんだよね。
個人的に気になったのは遊星歯車装置の面々とロボの見せ場の無さ。
遊星歯車装置はあれだけ個性豊かな面子を揃えていたのにまともに掘り下げられたキャラが少ないし、ロボもアースエンジンは弱いわフレアエンジンは登場回が少ないわでどうにも……。

この際ロボ要素を切っていいから遊星歯車装置に力を集中させてほしかったなぁ。だってこの作品、究極的にはロボいらないでしょ。せめて東京編を各キャラ前後編で描けていればもうちょっと面白くなったはず。バクが一応キャラ立ちしてたのは前後編の恩恵があったからだと思うのよ。

あとソルティドックに関してはもはや言及の必要が無いくらいにいらない。せめて彼らとのバトル要素は端折ってほしかった。

良かった所


なんのかんのいっても主人公サイドが辿った軌跡はかなり良い。アカリがちょっと最初から完成しすぎてるきらいがあるけど回を重ねるごとに信頼と結びつきが強くなっていく様は振り返ってみると感慨深いものがあります。
あと23話と1話の関係性ね。これはぶったまげた。こういう仕掛けを見せられると流石五十嵐×榎戸タッグだなと感心してしまいます。

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総評

この作品に対しての感想は色々複雑です。
とりあえず最終回の美しさに全てを持って行かれた感が強いですね。文句もいっぱいあるんですがあの最終回見せられちゃうと何も言えない……的な。
情緒的な映像の見せ方については渡辺信一郎監督の得意なラインなので「やっぱスゴイわ」と思う反面、結局いつもの渡辺信一郎作品じゃねーか!と思ったのも事実。

なんでそんな捻くれた感想に至ったかというのは、やはり序盤のミスリードが原因だと思います。
本作の基本スタイルは序盤で謎をまき散らしておいてラストで種明かしをするというタイプなので、謎に対する答えに納得できたか?驚いたか?というのが1つの評価点になります。
そういう意味では、「うーん……あんまり」という感じなんですよね。あそこまで社会派メッセージ臭を醸し出していた前半からすると結局愛情の問題に着地してしまうのか、と。この答えが見せたいならもっと他のやり方があった気がしてしまいます。
(それこそ”テロ”、”奪われた子どもたち”、”愛”というキーワードだとピングドラムを想起させますね。)

で、ここまで文句いってもやっぱり最終回はすごいんですよ。シナリオ的にも映像的にもとにかく美しい。これだけ納得いってない僕をねじ伏せられるぐらい力強いフィルムになっている。その事実だけ取ってみてもすごい作品だと言わざるをえない。


世の中的に「ハイヴいらなかったんじゃねーの」みたいな声も聞こえますが、あんまりそういう局所的な問題でも無い気がするんですよね。最終的なテーマ部分を語るにはハイヴ必要だし。
ようは上で触れたとおりに序盤で張った伏線に対して視聴者が納得できる回答を用意できるかどうかが全てだと思います。
本作で言えば原爆、テロ、劇場型犯罪というモチーフを回収できるかどうかって話ですね。
なのでスタッフにこの手の謎かけが得意なライターを連れてくれば……!という気がします。本作だとシリーズ構成置いてないのでその辺が手落ちだったかなぁという感じですね。

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中間感想

分割4クールという特殊な放送枠なのでまだ前半終了にすぎないのですが、とりあえず区切りということでここまでの感想を残しておきます。

1部・2部と同じスタッフでの制作ということで相変わらず気合の入った原作再現で原作の魅力を十分引き出していました。
またアニメ特有の要素としてスタンドの動きと音、敵キャラのキャスティングの2点が素晴らしかったです。

ただこの分割4クールという体制に良し悪しがあるな、というのが不満点として残りました。

スタンド描写そして敵キャラのキャスティング

スタンド描写は映像もさる事ながら音響に演出が迫力ありました。スタンドの出現音や攻撃時の音に重厚感があって自分の中のスタンドに対するイメージが違和感なく上書きされました。

特に良かったのはマジシャンズレッド。炎と爆発のエフェクトが大迫力でした。アブドゥルは偽装死亡のおかげで登場回が少ないんですが、戦闘のたびに痺れましたね。


キャスティングについては、タワーオブグレー戦での長さん・ダークブルームーン戦での玄田さんが配役という時点で攻めのキャスティングでいくつもりなんだな、と理解しましたね。ジョジョは台詞と演技がかなり特殊な作品だと思うんですけど、どのゲスト声優さんも見事にジョジョ世界に馴染む演技を見せてくれて素晴らしかったです。
あと家出少女に釘宮さんって……。そこは遊びすぎだろ!と思いましたがこういう意外なキャスティングも楽しかったです。

4クール体制の功罪

全4クール体制についてですが、ジョジョ3部は長期連載作品だったのでそもそも長い放送枠が必要だったり雑魚戦も端折らずにアニメ化したいという熱意はわかるんです。

ただ前半を見る限りエピソード的にあまり重要じゃない回まで前後編になっていたりして冗長な描写が散見されました。
また1部・2部アニメ化の際には詰め込みに詰め込んだ圧縮感がむしろ作品全体のエネルギーになっていたので、そこが無くなってしまったのはやはりパワー不足に感じてしまいます。

とはいえまだ前半戦、ここからスタンドバトルは激化していくのでそれをどう構成していくのかによっては「やっぱ4クールで正解だった!」となる可能性はあります。
後半戦で何を見せてくれるのかに期待したいと思います。

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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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