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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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さて毎クール恒例の初回放送分感想です。ルールは以下の通り。
  • キッズ系アニメ、5分枠アニメ、分割2期目の作品、1期未視聴の2期作品は基本的に対象外。

  • 個人評価の高い順にレビュー

  • 後半になるほどdis成分が多めなので注意。

七つの大罪

今期は恐ろしいぐらいに良作が多く近年稀に見るほどの豊作クールです。ここから下10作品ぐらいまでは、作画・脚本・演出の3要素が揃ってハイレベルなので初回時点じゃほとんど大差ないんですよ。なので1位に持ってくる作品は悩みました。
そんななか、子供から大人まで楽しめるつくりになっている本作が優秀かなと思い今期の推しアニメとしました。

本作が他の良作群と比べて優れている点の一つはキャスティングの妙だと思っています。
メリオダス、エリザベスに関しては原作イメージにピッタリでキャラの魅力をブーストしていましたし、ホーク役に久野美咲という飛び道具を配置するという意外性も持っているというのが上手い。しかもこれが妙に合っているんだから素晴らしいですね。

岡村天斎さんはオリジナル作品だと後半やらかすという前例があるんですが、本作は原作ストックが十分にあるのできちんと原作に沿って作ってくれるでしょうと期待しています。

SHIROBAKO

オリジナル作品ということで多少優遇してこの位置に。

放送前の段階でアニメ業界ものという話は聞いていたので、労働環境的に超絶ブラックな業界をどうやってエンタメに落としこんでいくのかという辺りが注目要素かなと予想していました。水島監督なので直球でドキュメンタリーな話にはしないだろう、と。

そんな期待をむねに視聴したところ、予想通りイニDっぽい公道バトルや高校の同級生との絆などエンタメに繋げようとする要素が散りばめられていて、視聴しながら思わずニヤリと笑ってしまいましたね。
また逆にエンタメ要素でマイルドにしすぎないよう、業界のエグイ事情も取り扱っていて上手くバランス取れていると感じました。

スケジュールと成果物のクオリティという二律背反的要素はどの職種にも通じる要素かと思いますので、意外とアニメ関係者以外にもダメージを振りまく作品かなと思っています。
というか僕も仕事上でのアレコレが思い浮かんで胃痛が……。

寄生獣 セイの格率

「事前情報で出ていたキャラデザ変更とキャスティングに文句付けていた奴は全員マッドハウス方面に土下座した後に死んだらいいと思うわ。」
と、思わず口走ってしまうぐらいぐらいキャラデザとミギーがあっていた。
やっぱ平野綾さんはすげー役者だと思う。彼女の唯一にして最大の不幸は涼宮ハルヒで注目を集めすぎたことだなぁ…。

世界観を現代風にアレンジするためにスマホやPCが積極的に使われてましたね。ピンポンのときもそうだったけど現代劇として90年代以前の作品をアニメ化するのって大変だわ。
特に寄生獣だとこの先、携帯電話があれば状況が変わるだろうと思われるシーンが出てくるのでどうアレンジしてくるのか気になりますね。

ガンダムビルドファイターズトライ

”そこはかとないエロスを振りまく衣装デザインさせるとヤスダスズヒトの右に出るものはいない”という説がより強固なものになったフミナ先輩のデザイン。
なんで、勝負服がスポブラ+スパッツなんですか!エロすぎですよ!しかも今回は巨乳解禁だ!!(前作ではヒロインの胸の大きさを巡って壮絶なバトルが起こったという噂です。)

キャラクターの布陣も男性陣が年下、女性陣が年上という昨今のネット上で盛り上がるおねショタブームを捉えた形になっているし隙がない、隙がないぞ!

あ、もちろんガンプラバトル描写も相変わらず素晴らしいです。

甘城ブリリアントパーク

京アニが得意とする作風っていくつかあると思うんですが、本作は京アニ初期作品のフルメタシリーズを踏襲する武本×賀東コンビということで久々に僕の大好物な京アニです。(もちろん氷菓も大好物です。)

ファンタジー要素を交えたテーマパーク業界ものになるわけですが、シビアな側面よりも可児江といすずのローテンションなやりとりや、モッフルを初めとしたアレな妖精たちというギャグ要素が強めでそこが面白味を感じています。

また氷菓で見せた女の子をひたすら可愛く、美しくという方針も本作で強襲されているように思います。第一話での恥じらうラティファ様のモジモジ感、たまらなかったですね。

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]

何度目だFate、ということで関連作品も含めて大量にアニメ化されているFateの正史2周目シナリオの再アニメ化ですね。まぁ1度目のアニメ化はあって無いようなものなのでUBW再アニメ化は正しい判断だと思います。

型月とズブズブなufo制作ってことでお互いノウハウは確立されているでしょうし勝利は約束されているんじゃないでしょうか。シリーズ構成がufo table名義って時点で気合を感じますよね。

個人的に遠坂凛はもう2010年代のヒロイン像から外れてしまっているのでは?という懸念があったんですが0話放送で可愛く動く姿をみてその心配は払拭されました。さすがにわかってるなぁufo。

PSYCHO-PASS2

PSYCHO-PASSって好きな人はかなり入れ込んでいてファン層の熱量がスゴイんだけど、俺的にはそんなでも無いんですよね。もちろん面白い作品だったとは思いますけど。

そんな感じだったんで事前情報全然仕入れてなかったんだけど、総監督が退いて・シリーズ構成が変更ってことで世界観だけ引き継いだ別作品って感じでみたほうがいいのかなと思いました。
特にシリーズ構成が虚淵さんから冲方さんへの変更って大きくないかなぁ。
個人的に冲方さんの作風のほうが好みなので何を描いてくれるのか楽しみではあります。

四月は君の嘘

直球で青春もの。あまりに直球すぎて思わず目をそらしてしまいたくなるんだけど、思春期のすれてない子どもたちの描き方に嫌味がなくて好きですね。
原作テイストを活かしたキャラデザが新鮮で良いですね。1話での宮園さんのキャミソールの透過表現が面白いと思いました。

Gのレコンギスタ

すみません、ガノタでも富野信者でもないのでこの位置です。いや、最初にも書いたけど今期の上位陣はほとんど差が無いぐらい良作揃いだと思ってますよ!

初回から富野さんらしさが演出からも脚本からもビンビン伝わってきてめっちゃ面食らったんですけど段々慣れていくと思うので一生懸命見て行きたいと思います。

神撃のバハムートGENESIS

わりとソシャゲ原作って聞くと先入観でつまんないんじゃない?って思ってしまいがちなんだけど、縛りが少ない分、意外と面白い作品が生まれたりするんだよね。
本作もそんな当たり作品の一つに数えられそうな予感がします。

特徴的なのが自社スポンサー、自社制作というある種アニオタの夢をそのまま実行したような資金体制。しかも作画がやたらと滑らかで、BGMはオケ録音と素人目に見てもやたら金がかかっているのが分かります。これがソシャゲマネーの力なのか……。

内容的にもゲームの世界観をベースにした渋めな中世ファンタジーが展開されていて普通に面白いです。

ログホライズン2

1期ではかなり丁寧な仕事がみれたので2期にも期待が高まります。ただ制作会社変更・キャラデザ変更がどう響くのか…という点が不安点として残ります。
キャラデザについてはまぁ慣れればいいかなと思うんですけど、どうも作画が怪しい感じなんですよねぇ……。まぁそこまで動きが多い作品でもないんで持ち直すことも可能だと思うんですがどうなることやら。

OPが1期のときから継続というのは安心感があって良いですね。

牙狼〈GARO〉 -炎の刻印-

特撮で展開されていたシリーズがアニメ化ということで、特撮から引き継いでいる要素がちょいちょい浮きがちなんですが、基本がヒーロー物として仕上がっているので面白いです。
特にキャラデザや背景をデフォルメのきいたデザインに落としこんいる辺りがお気に入りですね。画面から独特の雰囲気が漂いますし、アクションシーンでモリモリ動いてくれるので。

今期は本作と神撃、チャイカの3作品が”中世ファンタジーが舞台のロードムービー型作品”という今どき珍しい被り方をしていて驚きですね。(とはいえ一昔前の王道要素ですが)
どの作品も基本がしっかりしてる上で独特の面白さを打ち出しているのでとても幸せなクールですね。

魔弾の王と戦姫

くっ、またMF文庫J原作か!?と思わず反応してしまうぐらい凡打を連発してきたMF原作アニメ。今回も低調な作画と中学生が寝ながら考えたかのような安い設定&設定語りで僕らを翻弄してくるのかと構えて観ていたんですが意外にもしっかりした作品でした。
どうも元々の原作がMF文庫Jのなかではしっかりしている方らしいですよ。あと監督・シリーズ構成に佐藤竜雄さんが配置されているので滅多なことじゃ崩れないでしょうという安心感があります。

とはいえ真面目な世界観や戦記要素とMF的肌色要素の組み合わせはキメラ感が拭いきれず、視聴していてときおり半笑いになってしまいます。

今期の上位作品には及ばないながらもわりと健闘してくれるんじゃないでしょうか?

暁のヨナ

中世アジアをベースにしたファンタジーということでちょっと懐かしさを感じる少女漫画原作アニメ。タイトル見た時一瞬韓国ドラマかと思った。

OPを観るとバトル寄り・イケメン要素寄りな作品なのかなーと思ったんだけど実際にはあざとい要素は少なめで、ひたすらベタな話を丁寧に物語ってくれているので安心感があります。

主人公を演じる斎藤千和さんがベタな少女漫画ヒロインを丁寧に演じている印象です。演技の誠実さが主人公のキャラクター性に芯を通すだけでなく物語全体の説得力をも増しているように感じました。

天体のメソッド

久弥式不思議美少女!久弥式不思議美少女じゃないか!

まさか2010年代にもこのタイプのヒロインが観れるとは。
とはいえこの手のキャラはさすがにちょっと手垢にまみれている印象なので今後の展開でどう魅せてくれるのかに期待したいです。
制作会社が新興の制作会社ということもあってか作画の安定感には気合を感じますね。
それとEDのアニメーションは必見です。

俺、ツインテールになります。

馬鹿馬鹿しい設定も突き詰めて行くと面白くなるという好例。
ただ本作の場合ただ単にバカに徹するわけでもないのが成功要因かなと思います。

締めるべき部分を締めているというか、ストーリーのベースを変身ヒーロー物にしていたり、変身後の作画の良さだったり主人公の性格設定を爽やかにしていたりとツインテールやTSといったフェティシズム要素がエグくなり過ぎないように上手くマイルドに落としこんでいますね。

変身時のプリキュアっぽいBGMには笑いましたが、あまりメタネタを持ち込み過ぎないあたりも好印象でした。

オオカミ少女と黒王子

壁ドンに代表される被DV欲求みたいなものは理解できないので本作はどうかなーと思っていたんですけど、わりとライトなノリなので楽しみやすいです。

ただ殆どの登場人物の頭が悪い辺りにちょっとしたカルチャーギャップを感じます。
主人公ちゃんの髪型がコロコロ変わるのはベネ。

グリザイアの果実

原作ゲームのキャラデザを渡辺明夫さんが手がけていたのでわりとプレイしたいなーと思ってたんですが、ゲームに投資できる時間もないまま時間が過ぎていったら渡辺明夫さんが作監でアニメ化してくれたので非常にありがたい。
完全に僕の中で渡辺明夫作画を楽しむアニメになっています。

内容的にはいまいちよく分からないというのが正直な所で、どこかズレた会話のやり取りは面白いもののそれだけで引っ張っていくのは厳しいかなと思います。まぁ僕は作画が崩れないかぎり見続けますが。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

久々に出てきたサンライズの何かが間違ってる美少女アニメ。いわゆる8スタ美少女アニメですね。
わりと悪趣味なギミック満載でフックにはなるものの個人的な趣味には合わないです。とはいえアンジュの捻くれた自意識はネット上の珍獣ウォッチにも似た感覚を呼び起こすので新たなアニメ体験だなと思います。

あとクリエイティブプロデューサーの福田己津央さんが思いっきし制作に関わってきているのが吉と出るか凶と出るかが気になるところですね。

デンキ街の本屋さん

個性豊かな店員同士の掛け合いが楽しいギャグ作品……なんだけど肝心のギャグが弱い。
キャラは立っているから勿体無く感じるんだけどやはり作品の根幹になる要素が成立していないと厳しいですね。

萌系の作品として昇華するなら有りだと思います。先生さん…良い……。

結城友奈は勇者である

女の子がチーム組んで変身して戦うアニメを観るとどうしてもまどマギがチラついてしまう今日このごろ。
まぁ単純に比較するようなアホな真似はしないんだけど、ジャンルとしてのハードルはかなり高くなってしまっていますよね。

とりあえず初回放送分ではわりとやってる事がニュートラルなので何かパンチが欲しくなってしまいます。細かく不穏な要素は配置されているのでその辺が後半花を咲かせるのか、俺が切るのが早いかという戦いになりそうです。

失われた未来を求めて

エロゲー原作なんだけどエロゲフォーマットというよりは学園青春ジュブナイルのような匂いがして好印象です。
ループ系っぽいギミックがあるのでその辺を上手く扱えるのかに注目したいです。

ただ如何せん作画リソースが厳し目な印象なんで作画崩壊したらそれまでだなーという不安があります。

繰繰れ!コックリさん

EDクレジットを観るまでは主人公が広橋涼さんだとは気づかなかったなー。アフレコも特殊な方法で録音しているらしくこれまでの彼女の役幅には無い新しいキャラクターですね。

「かぷめん」の発音が癖になる良いマスコットキャラになっていて、後は他のキャラがギャグをやってくれれば安泰、という感じでしょうか。
ただ、基本イケメン祭りなうえ獣連中がデフォルメなケモ形態になったりしてちょっと女性視受けを狙った要素が俺にはキツかったりします。
まぁ単純に属性違いなんであまり無理して観る気はないです。

愛・天地無用!

天地無用がまさかの復活、しかもヤスダスズヒトデザインのエロ衣装が見れる、までは良いとしてなんで帯で放送するのか。
いや革新的だとは思うけど、まがりなりにもストーリーが存在する本作には合っていない気がする。5分帯でやるならショートギャグが観たかった。

EDでの東山ボイスの「愛してるー!」が激かわいいです。

異能バトルは日常系のなかで

今期は俺ツイが健闘していますが、やはり基本的にはラノベ系のギャグはキツイ。
あといい加減、厨二病弄りの賞味期限チキンレースが終盤に差し掛かってきたこの段階でこの主人公のキャラ付けは流石にセンスを疑うというかもうちょっと工夫が欲しいのですよ。

大図書館の羊飼い

ニュートラルなエロゲアニメ化って感じ。
グリザイア、失われた未来の両作はそれなりにフックになる要素があったので観続けるわけですが本作の場合はあまり引っかかりになる要素が無かったなーと。
とはいえダメな要素も無かったので観続けるという選択肢もあったものの、良作の多い今期では1話切りもやむ無しです。

TERRAFORMARS(テラフォーマーズ)

設定が安直なもののバトルが面白いので原作は好きです。
ではアニメの方はどうかというと、巷の評判通りゴア表現規制が強すぎてダメダメ。同枠のジョジョもゴア表現規制が厳しかったのでたぶんワーナーの方針かと思われます。

ジョジョであればそれ以外の要素で十分楽しめるので規制が入ってもいいんですけど、本作の場合、ゴア表現が作品の肝になってくるのでここで妥協したら作品として成り立ちませんよね。
期待していただけに残念です。

トリニティセブン

「うはぁ、いきなり設定説明ばっかで絵的な見どころゼロかよー」と思って1話切りしたんですが、その後のクソアニメマイスター達の感想を読んでいるとどうもバカハーレム物としてみるのが正解だったようです。相変わらず俺はこの手の真贋が利かなくて嫌になります。

C級アニメをC級アニメとして割り切って楽しめる方向けの高難易度アニメですね。

曇天に笑う

ガンガン系列の女性向けなんちゃって少年バトル漫画は昔から苦手。根本的にバトルの見せ方が男視点じゃないというか、単純に燃えないんですよね……。
まぁ基本的にイケメンを楽しむアニメだと思うので属性違いはやむ無しです。

ガールフレンド(仮)

今期最下位作品は本作で異論は出ないと思います。
なんというか、そもそもちゃんとアニメ作品として成立させようという気がゼロですよね。

過去のソシャゲアニメが色々工夫して見せてきたというのに、なぜここまで安直にゲーム世界をそのままお出しするという選択を取ったのかが疑問です。

作画的にも今期は他の美少女系アニメのほうが圧倒的に良いので、見どころは有名声優多数出演というぐらいでしょうか?ゲームだったら確かにこの点は差別化要素になるかもしれないけど、アニメという土俵では他作品との差別化になっているとは言い難いですね。

ソシャゲアニメの悪い見本として今後語り継がれていくと思います。




いやーなんとか10月中に記事を書き上げることができました。
今期は新番組の他に継続作品や分割2期目の作品でも良作が多いのでアニメ消化が大変です。

あとMXではヨルムンガンドとヨザクラカルテット- ハナノウタ - が再放送中でこちらもチェックしたいので嬉しい悲鳴をあげています。

それでは、また次回。

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あいまいみー 妄想カタストロフ

今期も超楽しんだ。
ありがとうちょぼ先生、ありがとういまざき監督。
「処女厨大勝利!」をTVで流した時点であんたらの勝ちだよ。
3期待ってます。

アオハライド

これてっきり2クール作品だと思ってたんですけど分割の話もきかないしとりあえず1クールで終わりなんですね。
ちょっと勿体無いなぁ。
物語もようやく第一段階が終わったという所だし最終回で新キャラの顔出しする辺り売り上げ次第じゃ2期やる気満々って感じですかね。

1クールでのシリーズ構成も大変収まりがよく洸のイケメンっぷりも楽しめたのでぜひ2期をやって欲しい所です。

ばらかもん

こちらもシリーズ構成的に上手くまとまった感のあるアニメ。
もうちょっと田舎暮らし偏重になるかなぁなんて嫌な予想の仕方をしてたんだけど、ちゃんと書道や主人公の成長という要素絡めて仕上げてくれて良かった。

ただちょっと本作のギャグの指向が俺にあってなくてそこは辛かったかな、という感じ。

まじもじるるも

ギャグに特化するわけでもなく、お色気に特化するわけでもない微妙な立ち位置の作品でしたが個人的には楽しめました。
というかお色気要素がちゃんとギャグとして組み入れられていたのでなんだか安心感がある。サービス描写って普通にエロいとギャグが成り立たないからねー。

るるもが気の毒なくらいポンコツだったり、メインストーリーが結構不穏な雰囲気を醸し出しているあたりが気になるっちゃ気になるんですがまぁその辺は原作買って補完ですかねー。

グラスリップ

今期一番の問題作。いやダメとかつまらないとかじゃなくね。
一応6話くらいまでは付いて行けていたつもりだったんですが、そこから先は完全に振り落とされました。

振り落とされたなりに考察してみたんですけど、この作品は恐らくダビデこと沖倉駆をどう位置づけるかによって理解度が変わると思います。とりあえず普通のボーイミーツガールのヒーローとして位置づけたら死ぬ。あと全てを知ってる謎の存在的立ち位置でもない。どっちも序盤でミスリードされるけど。

じゃあどういう存在なんだよ、と聞かれても「そんなん俺も分からんわ!」という感じ。というか透子と駆の関係性ですら謎が多いのにやなぎと雪哉、幸と祐の関係性も一筋縄では終わってないからね。たぶん2周か3周して観れば気付くことも増えてくるアニメだと思うんですけど僕にはそんな気力がありません。

誰かが解説記事書いてくれるのを待ちたいと思います。

さばげぶっ!

なかよし発の異色のギャグ作品ということでそこそこ面白かったんですが、常にネタ切れ感が漂っていてサバゲネタの辛さを実感。
今期は他のギャグ作品に強力なものが多かったのも不幸でしたね。
30分枠でやらずに15分、5分枠であるならもう少しポテンシャルを生かせたかもしれません。

ハナヤマタ

美少女日常物の巣窟こときらら系雑誌掲載作品が原作ではあるものの、きちんと部活ものとしての指向性があったので最後まで視聴出来ました。

ただシリーズ構成が失敗しているのか原作通りなのか知りませんが、エピソードごとの力加減がバラバラすぎてシリーズ全体のまとまりに欠けた印象です。
特に最終回前後のアメリカに旅立ってすぐに帰ってきちゃう展開には閉口。やりたい事は分かるけどそんなインスタントな感動展開ぶっ込まれても白けるだけですから。

まぁ作画は安定していたのでそこは評価できます。

東京ESP

結構期待して観ていたんですが途中で作画力が落ちて回復すること無く最終回を迎えてしまいました……。あとこれも2クールやると思ったんだけどなー。

アクション主体のバトル物なんでやはり作画がついてこないと評価を大きく下げないといけないのが辛いところ。1クールのみということでストーリー自体も尻切れトンボだしテーマ性も薄いし……。
総じて不幸なアニメ化だった気がします。




はい、というわけで3Qに終了したアニメの感想でした。
個別記事を上げた作品は以下

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(1期)
残響のテロル
キャプテンアース
ペルソナ4 ゴールデン
月刊少女野崎くん
スペースダンディ

分割2期物の感想はあとで時間を見つけて書こうと思います。




以下、取り留めもない話なんですが他に書くタイミングも無いので書いておきます。

最近アニメを観てて思うのは中規模程度の作品でも綺麗な作画を維持し続ける事が珍しくなくなったなぁということです。今期だと見るからに作画が崩壊してしまったアニメは1作品のみでした。(僕の視聴範囲内で)
これはアニメの制作体制が成熟しているからなのか?はたまたBD/DVDの売上が生命線となっている現状が”作画を安定させ続ける”という圧力となっている結果なのか?と考えを巡らせています。

また作画安定の話で言うと、いよいよ分割2期がスタンダードになってきたのだなぁと感じます。
前期で2クール通しで放映したのはジョジョ、キャプアスの2作品のみでしたからね。(僕の視聴範囲内で)
安定した制作体制を維持するために分割2クールにする事自体は賛成なんですが、ここまで少なくなるとなかなか寂しい思いがします。

こういったアニメ業界の変化を観ていると、作画を安定させる事に意識が向きすぎていないか、業界内に変な歪みを産んでいないか?など勝手に色々と心配してしまいます。
まぁ、アニメ関係者の方はくれぐれも無理をしないでくださいねという事です。

それでは秋アニメを崩していきますかね。

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総評

1期時点ではそこそこ面白い程度だったんですけど、2期になってからのブーストがかかって最高に面白くなりました。
1期は良くも悪くも様子見感が漂う回が多かった気がするけど、2期からは毎回が本気のやりたい放題。脚本・作画・音響とそれぞれに何かしらの尖り方をしていてそれを探す/感じるのが単純に楽しいんだけど、2期からはその尖った各セクションがダンディの名の下一体になっているまとまりの良さを感じました。
毎回毎回テイストが変わる様からは「日本のアニメーションってこんな事が出来るんだぜ!」という制作陣の声が聞こえてくるかのようでしたね。

本作の真に素晴らしい部分はゲスト参加する尖った才能をまとめあげた点だと思うんですよ。ただ単に尖っているだけで自由にやりたい放題だと作品として成り立たず単にオムニバス集になってしまうのですが、この作品の場合ちゃんと毎回ダンディがダンディなんですよね。
あれだけテイストが違うのにきちんとダンディのキャラは成り立っている。この絶妙なバランスを誰がどうコントロールしたのか不明ですが見事な手腕でした。
最終回も投げっぱなしにするかとおもいきやきちんとシリーズにオチをつけましたからねー。「制作前の段階で脚本にかなり時間をかけた」といった制作裏話にも納得できるぐらい1本筋の通ったシリーズに仕上がっています。

いや本当、こういうアニメ企画は10年に1度でいいから継続してやっていくべきだと思いますよ。制作時点でのアニメ技術・アニメ文化が一つの作品にアーカイブされるのって重要じゃないでしょうか。
これだけ面白い企画なのに正直言ってユーザー受けはそんなによくないだろうから、国が金をだすべき。
ここに金をだしてこそクールジャパンでアニメ振興だろうがよ!

お気に入り回

本作は視聴者ごとにお気に入り回が違ってくると思うし、それをみんなで言い合うのが楽しい作品だと思います。
というわけで2期のなかで僕の好きな回を挙げていきます。

まずは何がなくとも16話・18話の湯浅政明回と押山清高回。もうこれはね、好きとか嫌いとかいう次元じゃなくて飛び抜けているから。
こういうアニメを見るだけあと数年は生きてみようと決意できる。

上記2作を度外視するなら一番のお気に入りは死後の世界を舞台にした21話「悲しみのない世界じゃんよ」ですね。

キャラデザ・美術ボード・音響が渾然一体となって作り上げた世界観はこの話だけの為に使い捨てるにはもったいないくらいでした。そしてなによりここまでおふざけみたいな脚本参加が多かった渡辺信一郎が本気を見せた脚本。今期は残響のテロルの感想でも触れたけど、渡辺信一郎作品特有のロマンチズムって本当に美しくて格好良い。ラストカットでゴンドラからひょいと顔を出すダンディが格好良すぎて…もう……。
5話のダンディと並んでマジでダンディがダンディだった回だと思います。


まぁ本当ね、他にも平行世界だったりトレンディだったりダンスだったりロックンロールだったりカピバラだったりと2期にハズレ回は無いんだけどいちいち言及してたら時間が足りないです。
とにかく全アニメファンに観て欲しいという作品ですね。なんなら2期見てから1期を見るという順番でも構わないので観てくれ!

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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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