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800画報アニメ観戦記

アニメの感想とか近況報告
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個別記事で取り上げていない2013年 第1クール終了作品についての感想です。




あいまいみー


結局最後までみたショートアニメはあいまいみーだけでした。
尖りに尖りすぎて意味不明な領域に片足つっこんだようなギャグアニメでしたがその無鉄砲ぶりが非常に快感でした。
あとこのアニメが5分枠で本当に良かった……。もし放映時間が15分~30分もあったら脳が耐えられないもの。

常識人の愛、狂人の麻衣、ファッションキチガイのミイ、あと時々ぽのか先輩というバランスが最狂でした。


ビビッドレッド・オペレーション


んー、最初からストーリーに期待はしてなかったんですけどそれにしてもラストの展開がひどいなぁ……。
個人的にはそもそもシリアス展開自体いらないと思うのだけど、シリアスやるならやるでもうちょいなんとかしないと全然盛り上がらないですよ。

あとキャラクターで売るアニメなのに全然キャラを魅力的に描けてなくて残念。いや、絵的にじゃなくて脚本的にね。
今期はラブライブがキャラアニメとしての正解を出しつつシリアス展開を描けていただけに余計に残念感が漂いましたね。やはりキャラクターを際立たせる脚本ってあるよねぇと言う事を痛感しました。

高村監督のキャラが魅力的だっただけにどうにも惜しい気持ちでいっぱいです。


まおゆう魔王勇者


個人的に今期のNo1残念作品。3話くらいまでは期待してたんですけどね。

後半の展開がグズグズもいい所だったんですけど、特に最終回はダメダメ。
歴代魔王に侵食された魔王VS勇者って構図がそもそもこの作品のテーマとずれるしいらないんじゃね?と思いながら観てたらその思いに答えるようにご都合主義で魔王復活。
このクソ展開を観て「あぁ、単に魔王を一時退場させたいが為の設定だったんだ……」と、とても虚しくなりましたよ。
一時退場させるならさせるで、もうちょっとやりようあるだろ。

あと物語もやたらと中途半端な所で終わっいて拍子抜け。2期前提なのか知らんけど、もうちょっと切りのいい所で終わらせるべきなんじゃないの?
魔法使いの設定もなにやら意味ありげだけど、全然消化できてないから宙ぶらりんだし。

あとせっかく社会や経済がテーマの作品なのに、逆恨みの復讐者みたいなご都合主義的な敵役が出てきたのもガッカリポイント。
あんな敵が出てきて戦争起こしたんじゃ「経済や社会安定の為に止められない戦争」って切り口が台無しでしょうに。

駆け足すぎる展開も13話で決着付けるための早回し展開だと思って目をつぶってたけど、最終的にこんな中途半端なオチなんだったら全然マイナスだしなぁ。

正直1話のオッパイ以外に褒めるべき点が見当たらないわ。



いやーこれでようやく終了作品感想がおわりました……。
個別で記事を起こした今期終了作品感想は以下です。

ジョジョの奇妙な冒険 まとめ感想
絶園のテンペスト まとめ感想
ラブライブ!まとめ感想
新世界より まとめ感想
ガールズ&パンツァー まとめ感想
PSYCHO-PASSまとめ感想

うむ、やっぱちょっと多いわ。大変だった…。
それでは、また次回。

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TVアニメ ジョジョの奇妙な冒険のまとめ感想です。





各所で言いたいこと全部言われてるので何を言っても今更感が拭えないのですが、とにかく最高のアニメ化でしたね。
制作スタッフのとんでもない原作愛を感じました。

個人的にはジョジョのなかで2部が一番好きなんで、2部のアニメ化は嬉しかったし納得の出来だったんですが、逆にあまり期待していなかった1部が「ここまで面白かったのか!」と面白さの再発見に繋がったのが驚きでした。
1部は物語をかなり圧縮して展開していたのでそのことで逆にテンポが良くなっていたと思います。

作画演出陣の頑張り所を挙げていったらは枚挙に暇がないというか、「君の好きなシーンを思い浮かべてアニメの該当シーンを見るがいい!きっと納得の仕上がりになっているから!」といっても過言ではないくらい印象的なシーンを逃さず、見事にアニメ化していました。
個人的にはジョジョとディオの最初の決闘を描いた3話と、シーザーの死を描いた20話が特に印象深い回ですね。


声優陣も原作ファンの思い入れが詰まった濃いキャラクター達を見事に演じきっていたと思います。
主役級の配役は皆さんはまり役だったんですが、個人的に特に押したいのは大川さんのナレーションですね。坦々としつつも力強い口調で、あの独特の文章を言い切られる妙な説得力があって味わい深かったですねぇ。
必聴なのは3話での「蹴った!」と15話での神砂嵐の説明でしょう。


さて、ここまで完璧なアニメ化を見せられると当然、3部から先も同じスタッフ陣でアニメ化して欲しくなるわけですが、最終回の引きをみるに制作サイドも完全にヤル気で嬉しくなっちゃいますね。
期待して待ちたいと思います。




それでは、また次回。

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TVアニメ 絶園のテンペストのまとめ感想です。





絶園のテンペストは今期終了作品の中で一番”化けた”作品でしたね。
正直序盤はスカしたイケメンがオサレ魔法で戦うバトルアニメだと思ってましたし、視聴打ち切り候補の中に入ってました。
ただまぁ皆さんご存知のように8話から悩める中間管理職こと左門さんが登場し一気に面白さが加速、2クール目からは前期までのスカした雰囲気はどこへやら、ギャグ・ラブコメ・推理・そしてちょっとバトルが入り混じったエンタメ大作に変化しましたね。

また、2期からは各キャラの気持ちに上手くフォーカスを当てていて丁寧な仕事ぶりを感じました。
この辺も序盤と対比的で確かに愛花の理不尽な死から吉野と真広が立ち直ってないとはいえ二人が余りにもズレた思想を展開してたのでかなりウンザリしたのを覚えています。

最期までみてみると確かに序盤の展開も必要なんですが、もっと圧縮して2期のようなノリに転換して欲しかったです。


物語の構成上面白かったのが本作のヒロインの1人である愛花が、終始死亡している状態であった点。
常に吉野か真広の回想上でしか描写されない愛花のキャラクター性は、それぞれの視点によって微妙に異なっておりその事がより一層愛花に謎めいた雰囲気を付与していたと思います。
そういった中で、終盤での過去の愛花と対面するシーンやラストのビデオメッセージでの愛花がそれまでの愛花像と対比的に描かれていて良いギャップになっていました。

正直最終回での復活も有りだと思いながら観ていたのですが、残念ながらその筋はありませんでした。
愛花自身がビデオメッセージで言ったように「美しく退場してこそ、役目を果たせたと言えます。」というセリフが全てですね。

過去の愛花と対話する21話は作画・演出にも力が入っていて物語の盛り上がりも含めて全編のなかで突出した良回でした。
とにかく愛花を描くために存在した回と言っても過言ではなく、姫さまの攻撃を舞うように避けながら愛花らしいモノローグを語るシーンは絶品でしたね。


愛花について触れたのであれば、やはりもう一人のヒロイン鎖部葉風(本記事では姫さまと呼称)に触れないとバランスが取れませんね。
吉野・真広・愛花の三人がひたすら捻くれた性格をしていたのと対照的に姫さまは終始真っ直ぐな性格で清涼剤のような存在でした。
孤島に囚われていた時の自身たっぷりで男勝りな時期から、吉野への恋心を戸惑う姿を経て、全て吹っ切れて自分への気持ちに忠実になるまでの変遷はこの作品の見所の1つでした。特に吉野がまだ愛花への思いを引きずっている事を承知で吉野を真っ直ぐに想い続ける様は爽やかでしたね。

そういう意味でやはり21話の愛花との対話を必見なんですが、姫さまのハイライトとして挙げるなら23話のプールでの吉野との会話シーンでしょうか。下から照明があたるというアニメでは珍しいレイアウトでの姫さまの水着姿がとても画面映えしておりそれだけで引き込まれるシーンなんですが、ここでの会話がなんとも姫さまらしい直線的な性格を表現できていてグっときました。


本作は作画が終始安定し原作の終了とともにアニメも円満終了するという非常に恵まれたメディアミックスでした。
通常、原作継続中のメディアミックス作品だとどうしても最後が尻切れトンボになってアニメ単体だと評価しづらい作品になってしまいます。
また原作ファンもアニメ化以降の良エピソードをアニメで観れないという憂き目にあうので、本作のようなメディアミックス作品が今後も増えていく良いなと思います。




2013年第1クールの終了作品感想もあと2つ記事をかけば終了です。
正直、春の新番ラッシュと並行して進めてるのでなかなかに辛いのですが頑張りたいです。
それでは、また次回。

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プロフィール
HN:
いちナぎ
性別:
男性
自己紹介:
2012年春から2017年までアニメ感想を書き溜めていました。現在はブログを移転しています。
移転先

基本ネタバレ含みますのでご注意ください。
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